影響を受けた本 4冊目『ゆるく考えよう』

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)

 

1度目はオーディオブック版を聞きましたが、聞くと同時にどんどん心が軽くなっていきました。

しっかり自分の血肉とするため、書籍版も読みました。

 

気をつけているのは、「一定以上の努力が必要なことはしない」ことです。別のいい方をすれば、「自分の能力を大きく超えた目標を立てない」ことです。
まじめな人は、いったん高い目標を立てると最後まで頑張ってしまいます。適当に済ませることができず、「できなくてもいいや、仕方がない」と思えません。「なんとかしてやり遂げないといけない」と自分を追い込んでしまうのです。
そうなることが目に見えているので、ちきりんは最初から「頑張らなくてもできそうなこと」を目標にします。(中略)
「大丈夫かな」と思ってやりはじめたことでも、「あっ、これはかなりの努力をしないとムリだ」とわかった時点でやめます。「お前ならできるはず」などと、おだてられてやる気になったりしないよう気をつけています。

一番影響を受けたのはこの考え方です。

 

これまで私は、社会や自分自身に押し付けられた固定観念を前提とした、自分で決めた目標やルールに縛られ、その重圧に苦しんでいました。

大きすぎる目標や過剰な努力によって、結果としてはラクにやっていたのでは手に入らないものを得ることもありました。ですが、逃げ場がなく、いつ潰れるか分からないような精神状態にストレスゲージはいっぱいいっぱい。思考停止して一歩も動けなくなることもありました。

 

しかし私を押し潰そうとしていたその「重圧」は、そこから逃げた先から見ると本当にしょうもないものだったのです。重圧自体はとても重いものでしたが、それに潰されそうになり抵抗していること自体はアホらしいことだと気付いたのです。

その事実を、この本を読んで思い出すことができました。いや、気付くことができました。過去に重圧から逃げたときは、振り返ってそれを確認することがなかったから気付かなかったのです。

 

「一定以上の努力が必要なことはしない」という、これまでの私の考えとは逆の方向にぶっ飛んでいるような考え方だったからこそ、そうだ、と心に響いたのだと思います。

そうして私はゆるく生きていこうと決めました。

 

今では、潰れるほどの大きなストレスを感じたとき、たいていの場合は進む道を間違っているのだと考えるようになりました。

進みたかった道を諦めるのは辛いことではありますが、死んでしまいたくなるような気分が続くよりずっとマシです。しかも逃げた先に別の楽しいことが存在する場合があるのは何度も経験済みです。

自分が本当に必要だと思うことからは逃げませんが、それ以外の違和感を感じる大きなストレスからは私は自信を持って逃げます。自信を持てなくても、(広義で)生きるために逃げます。そのことに後悔したことはありません。

 

 

観客席に座って、「ああ、俺は大学に行くのだな」「就職するのか」「そうか、ここで結婚するのか」と、自分の人生をまるで他の誰かが演じているかのように観ていては生きる意味がありません。

生きるということは、観客席から立ち上がり、舞台に立ち、自分で自分の人生のストーリーを決め、そのためにどう振る舞うか、自ら決めることなのです。

私の場合、自分の人生が始まっていることに気付くのが遅れました。これまでは自分の人生の責任を誰かに持ってもらおうとしていたのです。

そのため人生の遅れを取り戻そうと生き急ぎすぎてしまうこともありますが、今ではたまに休憩しつつも舞台にあがるようにしています。

 

 

アウトプットの目標がないのにインプットに時間やお金をかけるのはバカげていると考えるようになりました。昔は英語も「とりあえず」勉強していましたが、今は、仕事や趣味(ひとり旅)に必要な英語力だけ獲得・維持できればいいと思っています。それ以上のインプットはちきりんにとっては無駄なインプットです。

私はこれを読んでからすぐに、必要のない勉強をするのをやめました。

アウトプットの目標があれば、そうやってダラダラ勉強するよりも短期間で、効率よく、しかも場合によっては楽しくインプットできますからね。だからアウトプットの目標が直近にない今は、その勉強をする必要はないのです。むしろ時間やエネルギーの無駄遣いです。

 

 

外から見れば、ただひとこと「すごい!」と思える人でも、実はCPUが早いだけとか、バッテリー容量が大きいだけ、という人もいます。多くの人は自分が強いところをうまく活用し、全体として「できる人」に見せているのです。何もかもがすごい人は、実際には多くはありません。
「自分はどれで勝負しようか?」と考えてみてはどうでしょう。CPUに自信がなければ、バッテリー持久力で体力勝負とか、プレゼン方法を磨いてカバーするなどして、得意分野を絞り「できる人」を目指しましょう。

学生時代の部活動での私のようです。

テクニックに自信がないから、基礎の基礎な練習とフットワークを誰よりもこなしました。つまりここでいう「バッテリー持久力」を特化させたのですね。それで周りから「すごい!」と言われていました。

基礎練習やフットワークは頭空っぽでできることが多いので、私は未だに行き詰ったときや新たに物事を始めたときは基礎練習ばかりする傾向があります。それがいいのか悪いのかは…どうなんでしょうか。

 

 

自分と同じように内省的で考えすぎるひとに出会うと、深く理解しあえるメリットはあるのですが、一方で「生きる意味は?」「これが人生で今やるべきことなのか?」と、答えのない議論を突き詰めたり、傷口をさらしあってお互いにぴりぴりしてしまい、ときには怖く感じることもあります。

「深く理解しあえる」というのはとても気持ちの良いものです。そういった人とは頭を使う会話が多く、楽しいです。

そんなわけで私は「内省的で考えすぎるひと」と親しくなりがちですが、一方で考えすぎて気分が沈んでしまうことも多いです。

そういう点では、呑気に見える友人たちと一緒にいたほうが明るく楽しく過ごせて、気分はラクですね。考えすぎる人と呑気に見える人、2対8くらいの割合がちょうどいいのでしょうか。割合はどうであれ、後者が多いほうが私にとっては良いようです。

 

 

生産性を上げる方法を思いつきたいならインプットを制限すればよいのです。土地が潤沢なブラジルで土地生産性を上げようという話にならなかったように、時間が潤沢にあれば時間あたりの生産性を上げようという切実な意識は生まれません。 (中略)

生産性とは「アウトプット÷インプット」で計算する比率です。分母の「インプット=働く時間」を増やしたら、生産性(=仕事の効率)はどんどん落ちます。やるべきことは「より働く」ことではなく、「働く時間を少なくする」ことなのです。

仕事は「時間になるまでやる」のではなく、いつまでに(何時までに・今日までに)やり終える、と決めて行います。時間内に終わらなければ残業したらいいや、という考えではいつまでたっても生産性の低い人のままです。ですから無駄な残業は避けます。

あとは情報のインプットも減らすように意識しています。

 

 

この本の要点。

ちきりんの考え方の根底には、このふたつの原則があります。
1、自由に生きる、ということ。誰かと比べられるのでも社会に評価されるためでもなく、自分のために生きよう、ということです。
そして、
2、モノは考えよう。世の中はいうほど暗くない。楽観的に生きよう、ということです。

自分を追い込みすぎてしまう人や、思考が凝り固まってしまって生きづらい人はぜひ読んでみてください。

 

 

影響を受けた度:★★★

 

 

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