読んだ本『最速でおしゃれに見せる方法』 感覚的なおしゃれを言語化したファッションマニュアル

 

『最速でおしゃれになる方法』

最速でおしゃれに見せる方法

最速でおしゃれに見せる方法

 

おしゃれに見せるためのメンズ向けファッションマニュアルです。

 

たったひとつの大原則

文中で何度も登場する、本書の大原則は

「ドレス」と「カジュアル」のバランスを考える

これだけです。

これだけを聞いても分かりにくいですが、コーディネートの解説としてしつこいほど丁寧に繰り返してくれるので、最後まで読めば自然に身につくと思います。

 

  • 洋服は「ドレス」と「カジュアル」の2つに分類される
  • 服の要素は「デザイン」「シルエット」「カラー(素材)」の3つ
  • 日本人は銅が長く脚が短い幼児体型で、童顔。子どもっぽく見えがちだから欧米人より「ドレス」の分量が多めの「7:3」が黄金率
  • 日本人の場合、ドレス寄りは簡単におしゃれに見える

 

服の3つの要素はそれぞれ「ドレス」か「カジュアル」かに分けられ、全体的なバランスが「7:3」になればおしゃれに見えるということです。比率を「7:3」にする簡単な方法として、「シルエット」と「カラー(素材)」の2つの要素をドレス寄りに固定して、「デザイン」でバランスをとることを提案しています。

 

「ドレス」の分量を増やせばおしゃれに見える

意識していませんでしたが、私が過去に情報を集めて作り上げた"おしゃれに見せる基本の法則"は、つまりは服の2つの要素を固定して、著者のいう「ドレス」の分量を増やそう、ということだったのです。

"基本の法則"ではシルエットはタイト~ジャストで、色はモノトーンかダークカラーを推奨しています。これは分類でいうと「ドレス」です。柄やデザイン性を徹底的に排除したのも、カジュアルさを取り入れないため。

私が具体的におすすめしたアイテムの「デザイン」(例えばジーンズ、スニーカーなど)はカジュアルなものが多いですが、全体的に見てバランスがとれているのであまり問題にならないのでしょう。"基本の法則"を実践するとドレスの分量が多めの「6:4」くらいになるはずです。及第点でしょう。

 

「おしゃれは単体ではなく全体」

著者の唱える大原則が「バランス」に関係するものであるように、著者は「おしゃれは単体ではなく全体」ということも主張しています。

私もファッションセンスが皆無な頃は、アイテム単体のかっこよさに惹かれて買ったものの、他の服と合わせると変…ということがよくありました。どうしても単体でかっこよくて派手なものがおしゃれ、またはそういうものを着ないとおしゃれになれない、と思ってしまうんですよね。

実際のおしゃれは全体で作り上げるもので、単体の一つ一つが地味だったとしても、全体としてかっこよく見せることはできるのです。そしてそんなアイテムこそが、長く使える優秀なものなのです。

 

努力は報われていた

本書を読んで影響を受ける前に、ファッションに対する私のこれまでの試行錯誤を記事にしておいて本当によかったと思います。

細かい部分は違えど、私が時間をかけて集めた情報と大体同じことを言っているということが分かりました。これまで信じて実践してきたことが具体的な言葉で裏付けされたのです。

本書が10年前に存在すればもっとラクにここまで来れたかも、と思いつつ、苦労したおかげで今では小さな成功体験となっていて貴重な経験だったと誇りに思っています。

 

終わりに

私の"基本の法則"は「これを着ろ」「あれはダメ」という今考えると雑なもので、右も左も分からない完全な初心者にはとっつきやすいものの成長はあまりないように思います。

しかし本書では、根拠がハッキリと言語化されている簡単なルールに沿って自分の頭で考えるため応用が効き、慣れればいろんな服をおしゃれに着こなせるようになるでしょう。

ファッションに自信のない人にはもちろん、何をどうしてよいか分からないのでマニュアルがほしいという人にもおすすめです。

 

おしゃれなんて「たかが洋服のこと」です。人生にはもっともっと大事なことがあり、それは家族、友人、恋人、仕事、日常生活です。しかしそれらが「たかが洋服のような外見のこと」で損をしているのでればあまりにももったいないと思います。洋服を知れば、着こなしを知れば、人は活発になり、堂々と振る舞えます。

 

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