アニメ感想『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』『中二病でも恋がしたい!』

ネタバレあり。

 

 

『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』

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弱い主人公が少しずつ強くなっていく序盤の様子や、剣と魔法とダンジョンといったゲームっぽい世界観がとても良かったです。

 

主人公がいいやつな作品は大好きです。
あれほどまでにお人好しな主人公は、おそらく他人に裏切られることも多いでしょう。
だけれどそんな存在でなければリリを救うことなんてできませんでした。
リリのような子の心が救われるのは本当に嬉しいです。

 

主人公の持つスキルがチートなことについては、最終話まで見ればそれを手にできた理由が分かり、なんとか納得できます。
ただし二つ目のスキルが開眼した以降、戦闘の緊張感が失われたのは残念でした。

 

主人公のアイズへの思いは「彼女に恥じないように」「彼女に追いつきたい」というような憧れが強く、恋愛恋愛していないのが良かったです。
アイズもアイズで今のところ淡白なキャラクターなので好印象。

 

危険なダンジョンに潜っているにも関わらず基本的には誰も死なないし、体が切断されたりしないのはやや物足りなく感じました。

 

 

『中二病でも恋がしたい!』

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六花の中二病には大きな理由があり、中二病を題材とした軽いコメディではなかったのが好印象。

観る前の予想を大きく上回って、いいお話でした。

 

恥ずかしながら私も小学生のときに中二病を患っており、道で急に立ち止まって何もないところをじっと見つめたりしていました。

それも自分の気になる人の前でしかやらなかったから、私にとっての中二病は人の興味を引くための行為だったんですね。

中二病になるきっかけや、中二病であり続ける理由は人それぞれあると思います。

私はその人から見ても、世界から見ても、特別な存在になりたかったのです。

「好きな子をからかう」みたいな感覚で中二病していました。

いま思い出すと死にたくなるくらい恥ずかしいので、主人公には共感できます。

 

それと同時に、人の目など気にせず自分の思うままに生きていた中二病時代の勇太に、憧れ、心酔し、自分もそうなりたいとマネした六花の気持ちもよく理解できます。
中二病はそれがオタク的な設定であるかどうかに関わらず、自分の好きなものや信じるものに夢中になって熱くなって、周りが見えにくくなっている状態のことを指すのだと思います。

周りから見ればヘンだしサムイこともあるし、たまに迷惑なときもあるでしょう。

だけども、あとになって「どうかしていた」と自分で思えるくらい何かに夢中になれること、つまり「中二病」になれることは、ある意味幸せなのだと思いました。