麒麟浪漫

なぜ『みつどもえ』はダメで『三ツ星カラーズ』は良いのか

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引用元:TVアニメ『三ツ星カラーズ』PV(20171209Ver.) - YouTube

 

『みつどもえ』と『三ツ星カラーズ』は、どちらも小学生の女の子3人が主人公の日常系アニメです。

 

『みつどもえ』は生理的に受け付けずに3話切り。

『三ツ星カラーズ』はレビューで「小学生が自由奔放に過ごして大人たちに迷惑をかけまくる作品」とあり、「みつどもえ系か」なんて思いながら期待せずに観てみたら不覚にもハマってしまいました。

 

私にとってなぜ『みつどもえ』はダメで、『三ツ星カラーズ』は良かったのでしょうか。

それぞれの作品についてロリ要素と下ネタの有無、舞台設定、リアルさといった特徴を挙げ、なにが原因なのかを考えてみました。

 

ちなみに「ダメ」「良い」の判断はあくまで個人的・主観的なもので、世間の評価や売上とはいっさい関係がありません。

 

 

アニメ『みつどもえ』の特徴

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  • 主人公:
    小学6年生の三姉妹。
    (以下、この記事では三つ子とよぶ)

  • ロリ要素:
    子どもに関しては輪郭が丸っこく、ふっくらとした肉付きで、頭が大きめ、といったロリを想起させる絵柄。

  • 下ネタの有無:
    多い。
    小学生にありがちな無邪気な下ネタ発言ではなく、まるで大人の脳や思考回路を持っているかのような変態ネタである。

  • 主人公格の男性:
    矢部先生。三つ子の担任なので出番が多い。

  • 舞台:
    主に小学校のなか。

  • リアルさ:
    もともとがギャグ漫画であり、登場人物の言動や演出にフィクション感が強い。

 

 

アニメ『三ツ星カラーズ』の特徴 

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  • 主人公:
    小学生の女の子3人。くわしい年齢は不明。
    (以下、この記事ではカラーズとよぶ)

  • ロリ要素:
    年齢以外に特になし。

  • 下ネタの有無:
    カラーズのひとりであるさっちゃんが「うんこ」を連発するといった下品な発言はあるものの、性的という意味での下ネタはない。

  • 主人公格の男性:
    (あえて挙げるなら)斎藤の出番は少ない。

  • 舞台:
    秘密基地や商店街、公園、駅前といった屋外。
    登下校中らしき描写はあっても、学校については描かれていない。

  • リアルさ:
    かなりリアルだと感じた。

 

 

考察

『みつどもえ』がダメな理由

まず、私は下ネタとロリが苦手というのが大きな前提としてあります。

『みつどもえ』が個人的にダメだった理由としては、これだけで十分でしょう。

 

『三ツ星カラーズ』にもカラーズが小学生という点で、ロリ要素はあるにはあります。

しかしカラーズはロリを武器にした言動をとったり、ロリ要素をあざとく視聴者にアピールしたりしないため、ロリ要素が感じられないのです。

 

 

『三ツ星カラーズ』にハマった理由

『みつどもえ』がダメだからといって、自然と『三ツ星カラーズ』が良いということにはなりません。

私は『三ツ星カラーズ』にしっかり「ハマった」のです。

 

ハマった理由、それはカラーズの物語が、設定や演出面においても物語の内容においても追体験しやすかったからです。

 

ポイントとなるのは、

  1. 主人公たちにどのくらいスポットを当てているか
  2. 舞台が学校内なのか、放課後の屋外なのか
  3. 小学生の無邪気さを含めたリアルさ

です。

 

ひとつずつ解説します。

 

主人公たちにどのくらいスポットを当てているか

『みつどもえ』は舞台が学校であることが多いこともあり、先生やクラスメイトといった三つ子以外の登場人物が多いです。

ときには三つ子以外の登場人物の一人称視点で物語が描かれることも。

彼女たちの担任である矢部先生の影も濃く、三つ子と矢部先生のどちらが主人公だったか悩むこともあるほどです。



一方、『三ツ星カラーズ』では完全にカラーズにスポットが当たっています。

主人公格の男性をあえて挙げたときに出てくる斎藤の出番は少なく、おやじ(鯨岡)にいたってはカラーズの活動をサポートするサブキャラクターとしか言いようがありません。

 

つまり、常にカラーズ目線で描かれている分、物語に入り込んだり感情移入しやすくなったりしているのです。

 

 

舞台が学校内なのか、放課後の屋外なのか

『みつどもえ』の舞台は基本的に学校内です。

 

一方、『三ツ星カラーズ』の舞台は、放課後や休日の屋外。
私にとって小学校はあまり面白いところではなかったというのも関係して、放課後や休日の屋外での楽しい活動を描いた『三ツ星カラーズ』は内容としては個人的にドンピシャだったわけです。

 

話は逸れますが、舞台が東京・上野であるのにあまり都会感を感じないのは、カラーズの活動場所が秘密基地や商店街、公園といった都会っぽくない場所だからでしょう。

また、カラーズは小学生ということもあって基本的に大金を使うような活動をしないため、それを前提とした彼女たちの視点から見た世界、つまりアニメで描かれている世界は、私たちの見ているものとは異なっていて興味深いです。

 

 

小学生の無邪気さを含めたリアルさ

『みつどもえ』の三つ子たちの下ネタには、ロリを武器にしつつ大人の脳や思考回路を使って変態行為をしているようにしか見えず、そこにフィクションを強く感じてしまいます。

また、例えばいかつい男性(三つ子の父)がコンクリートの壁をぶち抜いて学校に侵入するといったギャグ演出もあり、リアルさは薄いです。

 

前述したようにもともとがギャグ漫画であるので、それが良い悪いなどと言うつもりはありません。

 

 

『三ツ星カラーズ』は絵柄も含めてかなりリアルだと感じました。

その理由のひとつに「無邪気さ」があります。

 

カラーズのひとりであるさっちゃんは、しつこいほど「うんこ」と言いまくります。

また、おやじ(鯨岡)はよく時限爆弾などのおもちゃやナゾナゾをカラーズに提示します。

すでに大人になってしまった私から見ると「なんて子供だましな…」なんて思うところを、カラーズは目を輝かせて飛びつきます。

そういうところに無邪気さを感じ、彼女たちは本当に小学生なのだなーと思わされるのです。

 

設定や演出のリアルさも、カラーズの物語を追体験するにあたって、自分とキャラクターをよりぴったりと重ね合わせる助けになっていました。

 

 

結論

なるほど、私は『三ツ星カラーズ』を観ているとき、カラーズの面々(特に琴葉)と自分を重ね合わせ、小学生ライフを追体験していたのです。

ときには自分が小学生のころの気分が蘇ってワクワクし、ときには秘密基地の所有など当時の自分にはできなかったことを追体験してその楽しさを味わわせてもらいました。

 

余談ですが、ギャグセンスもかなりツボです。

 

『三ツ星カラーズ』を観終わってしまったあとは、カラーズの物語の追体験で得た小学生のころの解放感のようなものを反芻し、「ああ、小学生になりたい」と思いつつも、小学生の気分を少しでも取り戻して維持しつつ今を生きることもできるなーなんて思って、すこし気分が良くなったのでした。

 

 

お詫び

最初は単純に両者を比べるつもりだったのが、『三ツ星カラーズ』が好きすぎてその良さを語る記事になってしまいました。

『三ツ星カラーズ』の良さを語るために『みつどもえ』を利用してこきおろしてしまった感があるので、『みつどもえ』も最終話まで完走して償いをせねば、と思っています。

似たジャンルの作品を比較することで『三ツ星カラーズ』の良さに気づけた部分もあるので、感謝しています。

 

何かを褒めるために何かをけなすの、ダメ。ゼッタイ。

 

 

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