麒麟浪漫

アニメ感想『この素晴らしい世界に祝福を!』『ブレイブウィッチーズ』など5作品

ネタバレあり。

 

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』(1期)

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引用元:「この素晴らしい世界に祝福を!」PV第二弾 - YouTube(以下同様)

 

友人が面白いと言っていたので観ました。

ラノベ原作の下品なコメディ(貶してません)。

主人公が剣と魔法のファンタジーな異世界に転生するところから物語は始まります。

 

まずアニメや漫画などのフィクションでよくある主人公補正が基本的にありません。運のステータスが高いだけです。
傍から見ていても主人公が全然かっこよくない。むしろかっこ悪い。
主人公のジャンルが『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』と似ている気がします。こういうタイプの主人公、好きです。

 

パーティーメンバーがめちゃくちゃなので主人公はよく不平不満をブツブツ言っているのですが、メンバーがしゃべっているところにその半分くらいの音量で画面にも映らずに(恐らく真顔で)棒読みで対応しているようなところとかツボ。

「かずまかずまー!(うんかずまだよ)○○してよー!」

「」がパーティーメンバーのセリフ、()が主人公のセリフです。こんな感じ。こういう場合は大体セリフ被ってます。

 

主人公が組むパーティーは主人公以外女性ばかりですが、全くハーレムラブコメにならないのもナイス。
親愛の情は生まれているかもしれませんが、恋愛にはなりません。無意味に頬を赤らめたりしません。

 

ファンタジー世界なのにうまく行かないことばかり。予想以上にうまく行きません。
ああ、これが現実か。
それでこそ面白い。

 

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あとドMなパーティーメンバー、女騎士のダクネスがかわいかったです。
ボスクラスの強大な敵に向かって一人、恍惚の表情で「行ってくりゅ!(興奮しすぎで呂律が回ってない)」と突撃するところとか。

 

 

『この素晴らしい世界に祝福を!2』

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引用元:TVアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!2」PV - YouTube(以下同様)

 

『この素晴らしい世界に祝福を!』の2期。

2期は原作(ラノベ)の3巻~の物語のようです。

とっても笑えるコメディアニメ。ラブ要素ありません。ファンタジー世界ですが、苦労しまくってます。

今期は国家転覆罪の容疑者となってしまったところから始まります。理不尽な世界は健在。素敵。

このすば大好きすぎる…このすばの世界も、かずまのパーティーも愛おしい!

 

ちょっと作画の良いアニメを観たあとにこちらを観ると、げげっと思います。

OPから既に作画が崩壊してますからね。ただしすぐに慣れます。

崩壊というかもうあれがデフォ。あのふんにゃらとした気を張らない感じが『このすば』の世界。

キャラクターの表情も豊かです。なんせ作画崩壊がデフォ、つまり許されている世界ですからね!

作画崩壊も表情(表現)の一つです。

 

OPムービーはとあるクエストを受けてなんやかんやあってそれを達成する、という1つのストーリーになっていて、しかもかなり動く。面白いです。

おそらくわざとな作画の崩壊っぷりと、楽しそうな彼らの姿をぜひ観ていただきたい。

腕と腰を振る謎ダンスに中毒性あり。

 

2期に入ってからドM騎士のダクネスが私服を着る機会が多くなりました。

私がダクネス好きだからか、2期ではダクネスが優遇されているように感じました。

ぜんぜんブレないダクネスかっこいい。ダクネスとぜひお友達になりたい。

 

アクアのおバカっぷりが1期より炸裂しています。見ていてなんだかかわいそうになってきました。

やる気のあるおバカというのはこんなにも迷惑なものなんですね…かずまの心労、お察しします。

 

パーティーメンバーがそんなのだからか、劇中でも「頭のおかしい」という二つ名をつけられているめぐみんが頭よく見えてきます。

おかしいな…

 

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キャラクターが自由なのがいいです。

特に主人公かずまのパーティーメンバーはかずまを含めて遠慮なんてしません。それぞれが自分の思うように振る舞います。そしてみんな個性が強すぎる。

だからこそ問題も(メンバー内の軋轢とかではなく、外で問題を起こしている)起こりまくるんでしょうね。

それでも彼らの関係を見ていて「いいなー」と強く思わないではいられません。

ありのままの自分を出せること、それを肯定しないでも受け入れてくれる仲間がいること、それって単なる生存ではなく「生きる」ために大事なことだと思います。

 

最終回はちゃんとファンタジーしてました。

かっこよすぎて『このすば』じゃない感がありましたが、戦闘により引き起こした結果を見るといつも通りうまくいかない世界だったのでナイス。

 

 

『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』

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大戦後で終わりに向かっている世界の、とある戦車小隊(メンバーは全員女の子)の話。

砂漠が少しずつ広がってきていたりと住める範囲が狭くなってきていて、人間が住めないところは「ノーマンズランド」と呼ばれています。人口も減ってきています。

 

私たちが生きている時代のずっと後の話のようで、私たちがいま常識だと思っている文化や知識はこの世界では遠い、失われた過去のもの。ほとんどは知られてすらいません。

 

そういった設定の上に日常系アニメが乗っかっているので面白い。

何も起こらない日常系ではなく、ストーリーの流れはあります。

 

世界観はシリアスなのに、無駄に暗くせず基本的に明るい描写なので観やすい。

 

登場人物のなかではリオが好み。

見た目は完全にアニメ版『アイドルマスター』の千早のごつい版。千早にしか見えない。声優の小林ゆうさんの低い声が耳に心地良かったです。

フェリシアより身長が低いという設定に個人的にキュンときました。2人が並んだときのあの感じ、良い…。

 

最後の展開についてあっさり描かれており、「リオはそれでいいの?」と思う部分がありました。

リオがとる行動としては平和を守るためにはそうするしかなかったのかもしれません。だからその部分をあえて深く描写することに意味がなかったのかもしれませんね。それでもやっぱり「それでいいの?」と思わないではいられないのは、私がそれだけリオを好きだったという証拠だと思っておきます。


OP曲はKalafinaの「光の旋律」。

私はこの曲を作曲している梶浦由記さんが大好きなのでもうこれだけでこのアニメを観る価値があります。本編のBGMは担当していないのですが…

 

本編で名言だと思ったものを紹介します。

 

「先輩や上官は何のためにいると思う?
後輩に迷惑をかけられるためだ。
今はできなくていい。その悔しさや虚しさ、守ってもらった嬉しさだけを覚えておけ。
それはいつか、お前が守る立場になったときの糧になる。
だから、好きなだけ迷惑をかけろ。私も、そうしてきた。
無論、しくじれば叱るし、罰も与える。でも、苦しかったら言え、辛い時も。いいな。」

 

「傍から見えるモンと、当の本人が感じてるモンは、大抵の場合違ってるんだ。

憧れって眼鏡がいつもピンぼけなのさ。

いつかあんたがその眼鏡で見られるとき、辛さが分かるよ。」

 

OVAである7.5話は、OVAにありがちな「お祭り騒ぎでキャラクターが壊れる」といった問題を、とある設定でうまいことなんとかしています。この発想はなかったので感動。

同じくOVAである12.5話は「夢」についてのお話。「自分だけの夢を持つこと」というなかなか考えさせられる内容でした。

 

 

『セイレン』

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引用元:TVアニメ「セイレン」宮前透編PV - YouTube(以下同様)

 

恋愛アニメ。

どろどろとした展開だとか三角関係だとかがないのが良いです。

 

『セイレン』は私にしては珍しくリアルタイムで最後まで観たアニメです。

プリキュア以外でリアルタイムで最後まで観たことって少ないんですよね。いつも途中で切っちゃって。

 

舞台は恋愛ADVゲーム『アマガミ』の9年後の世界。

『キミキス』『アマガミ』などのキャラクターデザインが大好きなので観ないわけにはいきません。作画が安定していなかったのが非常に残念。

 

会うたび君を好きになって 小さな手に触れたくて
君の声が 風に煌めく花のように
儚げで だけど強く 輝き続けてるから
いつだって 僕だって その手をちゃんと握り締めたい

(奥華子「キミの花」より)

奥華子さんが歌うOP曲も優しい雰囲気で良いです。

 

萌えアニメの中にいたらモブキャラとして登場しそうな黒髪茶髪で目は小さめ、劇中のモブキャラたちと比べて一際目立つわけでもない地味なルックス。

大勢いる人々の中からふとしたきっかけで出会い、ちょっとしたきっかけで好意を持ち、中身を知ってどんどん好きになっていくところにリアル感があって良い。

出会ったあとからの展開は『アマガミ』同様、ぶっ飛んでることが多いんですけどね。主人公が純粋変態紳士なので仕方ないです。

ルックスなんて飾りで、大切なのは中身。それを改めて実感できます。

 

4話ずつ、3人の女の子それぞれのルートに進んだお話が描かれます。

「路地裏で追いかける/追いかけない」「夏期講習に参加する/しない」など、主人公である正一の行動によってルートが分岐していきます。

分岐した後の世界はパラレルワールドなので、ハーレムアニメではありません。

『アマガミ』と違ってほぼ同じタイミングでそれぞれのルートに分かれるわけではないのと、他のルートの女の子がちょいちょい登場するのが面白い。

アニメ公式サイトに時系列と分岐が載っているのがありがたいです。

通常ENDと各ヒロインルートへの分岐について|TBSテレビ:「セイレン」 公式ホームページ

 

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『セイレン』の3人の中では透先輩こと宮透が好みでした。

ルックスが好みなのと、ゲーマーっていうのがいいですね。

常木さんと透先輩のルートのお話では興奮して足をバタバタさせながら観ていました。

第一印象でも徹先輩と、2期に登場するであろう桧山水羽さんに惹かれていて、三条るいせもちょっと気になっていました。

 

今日子のキャラは最初、腹黒で顔に出さない小悪魔系かと思っていましたが、そうではなくほんのちょっと抜けたしたたかな女の子でした。

『セイレン』は正一とルートの女の子以外の絡みがよく描かれるせいなのか、『アマガミ』より女の子のキャラクターが掴みにくかったです。

そのせいで今日子編では感情移入できずじまい。

『アマガミ』の女の子のキャラが濃すぎたのかも。彼女たちには2期に加えてキャラソンアルバムまでありましたからね。アマガミのみんなは天使のようにかわいい。

 

『セイレン』では1~4話が常木耀 編、5~8話が宮前透 編、9~12話が桃乃今日子 編。

『セイレン』放送開始前のPVに登場する女の子は6人。つまり今後放送されるであろう2期に、残った3人のお話が描かれるはず。楽しみです!

PVだったか劇中だったかに「清廉可憐な~」という言葉があったので、2期は『カレン』という名前だと予想しています。

参考:TVアニメ「セイレン」第一弾PV

 

 

『ブレイブウィッチーズ』

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引用元:「ブレイブウィッチーズ」PV第1弾+放送告知 - YouTube

 

アニメ『ストライクウィッチーズ』1期と2期の間の物語。

私の観測範囲ではなんだか評判がよくないようですが、特に悪い印象は持ちませんでした。全く退屈することなく面白かったです。

やはり島田フミカネさんのキャラデザは好み。

 

本編にちょいちょいストライクウィッチーズ(以下ストパン)の面々が登場するのが嬉しい。懐かしさと共に安心感があります。

「コンテンツの寿命はキャラクターの数に比例する」みたいな言葉を最近見ましたが、そう考えるとストパンの寿命はかなり長そうです。

 

これだけキャラクターがいるとキャラが薄い人物が出てきそうですが、それぞれが異なる使い魔や固有魔法を持っていて、さらに出身国もそれぞれというのもありしっかり個性が出ています。

ストパン同様、メインキャラクター一人ひとりに焦点を当てた話があるので全員に感情移入しやすい。

第502統合戦闘航空団(ブレイブウィッチーズ)の面々も好きになりました。ストパンと違い、突出して好きになったキャラクターがいなかったのは残念でしたが…

 

管野の使い魔は豚だとずっと思い込んでいました。

最初に耳と尻尾が生えたとき「え、豚なの?本気?」と思ったけど、公式サイトを見たらブルドッグでした。豚なわけないですよね…

公式サイトではキャラクターのプロフィールに固有魔法や使い魔まで細かく書かれていてありがたいです。

CHARACTER | アニメ「ブレイブウィッチーズ」公式サイト

 

ストパンでサブキャラクターとして登場したニパがブレイブウィッチーズではメインキャラクターの一人。

私はストパンではエイラが好きでした。

ニパとエイラが出身国が同じということで、姿といい声(舌足らずというかなんというか)といい似ているのでニパに対しても好印象。

 

相変わらず丸見えですがパンツではないので問題ありません。そういう世界なのでもはや見えたとしてもなんとも思いません。

 

"ムリ"って誰が決めたの?
どんなコトでも
やってみなきゃ 分からないよ
そうさ一歩 踏み出そう

(『ブレイブウィッチーズ』OP曲「アシタノツバサ」より)

OP曲は主人公である雁淵ひかりのキャラクターソングのような歌詞。

 

夢見る重さに 負けちゃいけない
傷つく勇気を 忘れちゃだめさ

(同ED曲「LITTLE WING ~Spirit of LINDBERG~」より)

ED曲は毎回別のキャラクターが歌っているので聞き逃せません。