ネタバレあり。
『ポポロクロイス物語』『ポポローグ』、そして『ポポロクロイス物語Ⅱ』とプレイしてきましたが、ディスク3枚使っているだけあって本作は飛び抜けて豪華なポポロでした。
世界を救う過程に、ピエトロとナルシアの物語を絡ませたストーリーも良かったです。
- 公式サイト:ポポロクロイス物語II | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト
- 発売元:(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 機種:初代PSアーカイブス
- ジャンル:RPG
- 発売日: 2007年12月26日
良かった点
- ピエトロとスーパーギルダ弐号、じゃなくてナルシアとの物語が良い。
ただの恋愛ものではなく、ナルシアが種族の違いや森の魔女の掟で苦悩するところが良かった。
ナルシアの出生の秘密は意外で衝撃だった。
エンディングでは大事なところを見せないのもナイス。 - ストーリー中はフルボイス。
アニメーションシーン以外ではセリフウインドウも出してくれるのでありがたい。 - ドット絵のキャラクターがよく動く。
会話でも突っ立っているだけではなく、表情豊かに動くので観ていて楽しい。 - 音の演出が豪華。
暖炉に近づけばパチパチと木の燃える音が大きくなり、離れれば聞こえなくなる。
食事や料理をしている人に対しても同様。
「これは凝っているなー」と感動して、近づいたり離れたりを繰り返して遊んでしまった。 - オートバトル機能搭載で、「全力で倒す」や「特技を使わない」といった作戦の指示もできるので戦闘はストレスフリー。
- ピエトロが、一定時間エンカウントしないフィールド魔法「マジカルロード」を使えるのでフィールドでもストレスフリー。
ピエトロが離脱する場面では忍耐あるのみ。 - ほとんどの特技は使うとレベルアップし、ダメージだけでなく攻撃回数が増えるのが気持ち良い。
「使うとレベルアップ」とあるが、特技を使ったことでレベルアップしているという実感はなかった。 - シリーズではお馴染みのおみやげを行った先々で買い集めるのが楽しい。
ピエトロの部屋の棚と棚の間から行ける隠し部屋におみやげを置ける。
触ると音が鳴ったり動いたりするものもあって楽しめる。
残念だった点
- 仕方ないとはいえ、パーティーメンバーを自由に編成できるようになって以降のストーリーイベントは基本的にピエトロしか喋らないし、ムービーにもピエトロしか登場しない。
寂しい。 - ガボと召喚獣との関係がよく分からなかった。
そして完全回復だけでなく蘇生もできてよく分からないバフまで付いちゃう「モノケロース」、3回連続攻撃のできる「ブルンバブン」がチート並に便利。
個人的にイマイチな点
- ラスボスを倒した後に自由行動で仲間に会いに行ったりできるけれど、ワープアイテムのオカリナが使えないので移動が面倒くさい。
私は結局ナルシアにしか会いに行かなかった。
エンディング前に自由行動があるゲームは面倒くさい。
おわりに
お金は雑魚戦で簡単に貯まるので回復アイテムが大量に買えるし、回復さえ気をつけていればボス戦も緊張感はなく退屈に感じるヌルゲーです。
マジカルロードで敵を避けまくって進んだ場合は少々のレベリングと装備を整えることは必要ですが。
本作は単に世界を救うだけではなく、その過程にピエトロとナルシアの物語が絡んできたので飽きませんでした。
恋愛方面ではピエトロよりもナルシアのほうが意外と肝が据わっていたのが面白かったです。
顔を真っ赤にしてアタフタするのはいつもピエトロでしたね。
本作で私のナルシアへの印象が上がりました。
二人が無事結ばれてピエトロは王になり、完全完結といった感じで本当にめでたしめでたしな良い物語でした。
ちなみに私のラスボス戦メンバーはピエトロLv.47、レオナLv.51、ジルバLv.48、ガボLv.41。
クリアまでのプレイタイム17時間45分。