スマホゲーム『しあわせのあおいとり』レビュー。不思議な夢の世界からの脱出ゲーム



ネタバレあり。

 

『しあわせのあおいとり』のタイトル画面

短めの脱出ゲームです。

作者はスマホゲーム『償いの時計』のDaigo Studioさん。 

 

しあわせのあおいとり
しあわせのあおいとり
開発元:Daigo Sato
posted withアプリーチ

 

『しあわせのあおいとり』のプレイ画面

主人公はとある事情で夢の世界に入り込んでしまいます。

「釣りは最高だ 釣りは人生だ」と言っているのは鳥の頭をした不思議な生き物。

 

あたりにはカラフルなキノコや謎の植物が生えていて、メルヘンチックなほんわかした雰囲気の世界に心は和みます。

 

 

『しあわせのあおいとり』のプレイ画面

しかしあの『償いの時計』の作者さんですから安心はできません。

夢の世界から脱出するために謎解きを進めていくと、なにやら物騒なアイテムが手に入ってしまいます。

この斧で「殺せそう」なものといえば?

 

『しあわせのあおいとり』のプレイ画面

他に斧が使えそうな場所がなかったので仕方なく、家のなかで寝ていた鳥頭に対して斧を振り下ろしました。

 

『しあわせのあおいとり』のプレイ画面

ああ、グロい…

よく見ると主人公が返り血を浴びています。

でもこれで夢の世界から脱出できるんだ! と家から外へ一歩出てみると…

 

『しあわせのあおいとり』のプレイ画面

真っ赤に変わり果てた世界を見て心臓がひっくり返りそうになりました。

斧を見つけた瞬間からイヤな予感はしていましたが、ここまで直接的な描写が急に現れるとドキドキしないではいられません。

 

結果から言わせてもらうと、このルートはバッドエンド行きでした。

「重い斧だ …“いろいろ”殺せそうだ」というのは伏線だったようです。

本当のエンディングはぜひあなたの手で。

 

 

私はドット絵ゲーム世代なので、やはりドット絵には強く惹きつけられてしまいます。

 

また、不穏な空気が流れ始めたことに気付いた瞬間や、もう後戻りできない「やってしまった」という後悔、メルヘンチックな世界が豹変した様を目の当たりにしたときのドキドキ感などはなかなか体験できないので楽しかったです。

このスリル感、良い。

世にも奇妙な物語のような世界観も好きです。

 

しあわせのあおいとり
しあわせのあおいとり
開発元:Daigo Sato
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