ネタバレあり。
ステンドグラス風のファンタジーな世界を舞台に、怠け者の使者「フェステ」が繰り広げるパズルアドベンチャー。
Android版は210円でした。
このステンドグラス風の世界が斬新です。
怠け者で臆病な主人公フェステ(左の人物)の表情も、まるで自分を見ているかのようで笑ってしまいます。
会話に選択肢が存在するものの、どれを選んでも行きつくところは多分同じです。
しかし面白いのは自分の言葉だけでなく、話している相手の言葉の選択肢も出るところ。
そんなこんなで英雄を探し出す冒険に出発です。
道中で出会う困難は様々なパズルになっており、それを解きながら物語を進めます。
パズル自体は特別面白いものではありませんが、ストーリーにあったパズルが出てくるため、「いままさに自分で困難を乗り越えているんだ」と感じさせてくれます。
パズルばかりかと思いきや、突然の戦闘開始。
「死んだふり」「子犬のような目」など、ヘンテコな選択肢にニヤリとしてしまいます。
1時間半ほどでクリアできるボリュームでした。
英雄を探す旅であって自分は英雄ではありませんが、怠け者な使者がする冒険だと思うと壮大に感じられました。
美しい世界観や個性的なキャラクターたちもいい味を出しています。
使者というのは分かりますね、物語の最初に現れて英雄を探し出し、冒険へと導くのが仕事です。
えぇそうです、楽しい出来事が始まるちょうど直前。でもそれこそがフェステの仕事です。
英雄を探し出し、彼らを冒険に導いて、それでおしまい。
手柄をあげたり、世界を救ったりとは無縁です。
しかしやっかいなのが、フェステが怠け者であるということ。(中略)
あなたはそんな怠け者の良心となり、苦難や奇妙な出会いを乗り越え、世界の狭間を導くのです。
(アプリの説明文より引用)