ネタバレあり。
- 『LEGO ムービー』
- 『ヒックとドラゴン2』
- 『ピクセル』
- 『特殊部隊:地獄の訓練』
- 『バイオハザード ヴェンデッタ』
- 『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』
- 『ルドルフとイッパイアッテナ』
- 『万引き家族』
- 『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』
- 『OUR PLANET − 私たちの地球』(Netflixオリジナル)
- 『二郎は鮨の夢を見る』
- 『青葉家のテーブル』(ドラマ)
- 『パンとスープとネコ日和』(ドラマ)
- 『トランス・ワールド』
- 『アンダーワールド ビギンズ』
- 『アンダーワールド』
- 『アンダーワールド2 エボリューション』
- 『カメラを止めるな!』
『LEGO ムービー』
生き物や建物だけでなく、水や炎まですべてレゴで表現しているのが気合が入っていてすごかったです。
ヒロインのワイルド・ガール役が沢城みゆきさんということで、日本語吹替版にかなり興味が湧いていましたが、主人公のエメット役が山寺宏一さんだったからやめました…って Wikipedia 見たら山寺宏一さん、エメット役じゃなくておしごと大王役じゃないですか。勘違いしてました。
山寺宏一さんは嫌いじゃないんだけれど、物語にまだ入り込めていないであろう序盤では彼のセリフを聴くたびに「あっ山ちゃん」「あっ山ちゃん」と気が散ってしまって苦手なんですよね。
例えるなら、すごく観たい邦画の出演者が有名すぎる俳優だったときみたいな感じです。物語に入り込みたいのに、「その俳優さんであること」が気になってしまう、みたいな。
Wikipedia によると、吹替版は一人の声優さんが何役もこなしているようですね。最高4役。
もしも吹替版を観ていたら、声優さんの演じ分けも見どころになったのかもしれません。ちょっと後悔。
『ヒックとドラゴン2』
前作の『ヒックとドラゴン』は日本語吹替版で観たから気付かなかったけれど、ヒックの名前って「Hiccup」なんですね。
登場人物たちがヒッカップヒッカップ言ってて気になりすぎていたところ、スタッフロールで謎が判明しました。
原題も『How to Train Your Dragon』と、邦題とけっこう違ってますね。
ヒック周りの人間関係も良かったし、ドラゴン同士の絆、人間とドラゴンの絆も良かったです。
「深みのある物語には喪失があるべき(逆か?)」派なので、前作同様に本作でも大切なもの(ヒックの父)を失ったのがとても良かったです。いや、ヒックとしては良くないんだけれど。
今年には『ヒックとドラゴン3』が公開されるようなので楽しみです。
予告動画内で「この春」と言っていたから、この記事が投稿される前に公開されているかもしれません。
※追記:『ヒックとドラゴン3』は日本では2019年12月20日公開のようです。
『ピクセル』
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地球の危機だってのに主人公たちがその言動によってちょいちょい笑わせてきて楽しかったです。
ラドローがレディ・リサと結ばれたのが最高に胸アツでした。
例えばラドローがイケメンだからとかではなく、ただただ彼の深い愛がレディ・リサに伝わって結ばれたという心の交流が良かったです。
二次元の存在との交流は夢です。いいなあ…
エイリアンに勝利したあとのレディ・リサとの別れの際のラドローの心境は、容易に想像できました。辛い。いったんあの幸福を味わってしまうと、もう絶望しか残りませんよね。
その後 Qバートがレディ・リサに変化したけれど、消えてしまったQバートのことを思うと素直に喜べませんでした。
が、ラドローとレディ・リサとの間に生まれた子どもがまんまQバートの姿形をしていたので、アイツはレディ・リサではなく本当はQバートなのでは…。他のポケモンに変身したメタモン的な。それでいいのかラドロー!
私はアーケードゲーム世代ではないので、知らない敵キャラが多かったのですが、ドンピシャ世代はもっと本作を楽しめているのだと思うと羨ましいです。
やっぱり元ネタを知っているといちいち嬉しいですよね。
『特殊部隊:地獄の訓練』
アマチュアの20人が各国の特殊部隊の訓練を受け、ナンバーワンを決めるドキュメンタリー。
本作を観ているときの私の仕事がめちゃめちゃしんどくて精神的に参っていたのですが、「本作のみんなも頑張っているんだから」と、辛さに積極的に耐え、さらにもっと頑張ろうとすら思えたすごい作品。
仕事のモチベーションは本作で上げていました。いやーよく耐えた自分。褒めてあげたい。
日頃やっているトレーニングの意欲も上がりました。
その時期の合言葉は「部屋から一歩出たら、そこは戦場。細心の注意を払え」だったのですが、あとから自分のメモを確認したところ、本作ではなく漫画『あおざくら』でのセリフでした。
でも本作にあっても全然おかしくないセリフですね。
ミラーが優勝したときは鳥肌が立ちました。個人的にも彼女が好きだったのでめちゃくちゃ嬉しい。
女性でも男性を超えて強くあれるんですね。
ミラーをメンターにして、その強さと精神力を見習いたいです。
『バイオハザード ヴェンデッタ』
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アクションシーンが超かっこいい。
レオンとゾンビ犬のバイクチェイスと、クリスとグレンの超至近距離での撃ち合いが見どころ。
まるでゲーム。この視点移動は実写映画ではお目にかかれなさそうです。
レオンもクリスも動きが尋常でなく、そして強い。レオンのヒーロー感がバリバリです。
あとレベッカがかわいくて目が離せませんでした。
『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』
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本作は はちゃめちゃアクションで、3作目でもマンネリ感がなく面白かったです。
アナ・ケンドリックは相変わらずかわいいし、女の子同士でキャッキャウフフしているのも百合好きとしては良かった。百合アンテナが刺激されまくりでした。
『ルドルフとイッパイアッテナ』
感動しました。涙も流してしまった。
猫が人間界の文字を覚えて世界が広がる、という展開に学習モノっぽさを感じました。
デビルとタイガーの友情が良かったです。胸アツ。
子ども向けな演出やご都合主義なところがあり物足りなさはあったけれど、敵や悪いヤツがいるわけではない優しい世界でした。それもやはり子ども向けだからでしょうか。
ルドルフは終盤ではもう立派な大人になりましたね。
彼は1年ですっかり成長しました。やはり成長するには冒険が必要なんですね。
タイガーの声はまさかの鈴木亮平さん。
俳優さんが吹替をしたときにありがちな棒読み感が全然なくて気付きませんでした。
彼は努力家だと聞いていますから、相当練習したんだろうなー、すごい、と勝手に思っています。
友人にも本作を勧めようと PV を見せたら、その内容がネタバレ MAX で焦りました。
イッパイアッテナが文字を読めること、ルドルフの家のある県名、そこへの帰り方までガンガンネタバレしてくる。
こんなにネタバレしたら、実際に観たときの驚きや感動が失われるじゃないか…!
映画鑑賞が、すでにネタバレされた情報を確認する作業になってしまいます。
私が本作を観る前に PV を先に観なくて良かったー、と超絶思いました。
『万引き家族』
松岡茉優さんがめっちゃかわいい。
化粧っ気の薄い女の子は最高ですね。つまりは女子高生最高ということなのか?
余談ですが『ウォーターボーイズ2』に出ていた頃の石原さとみさんも大好きだったんですが、今は普通に化粧っ気があってしっかり美人だからか、あの頃ほどの好きはなくなってしまいました。
『バッド・バディ!私とカレの暗殺デート』
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ラブコメ&アクション。
アナ・ケンドリックが演じるヒロインがなかなかイカれていてかわいかったです。
アナ・ケンドリック好きは見て損のない一作。
彼女のお顔が私の好みすぎて、顔を見ているだけでテンションが上がります。
お相手役のサム・ロックウェルはイケメンでチャラくて超強くて、でもメンタルは鋼ではなくちょっと弱い部分があって「完璧か!」って思いました。
アナ・ケンドリックが「やっと運命の相手を見つけた」(セリフはうろおぼえ)と感じるのも納得しかありません。
イカれた彼女のパートナーには、彼女も驚くくらいにイカれているのがちょうどいい。ベストカップル賞をあげたいです。
もっとアナ・ケンドリック主演の映画を供給してください…!
『OUR PLANET − 私たちの地球』(Netflixオリジナル)
引用元:Netflix
地球温暖化といえば「北極の氷が溶けてシロクマが大変なことになる」程度の知識しか持っていなかったので、非常に勉強になりました。
特にハッとしたのは、何も生み出さない不毛な場所だと思っていた砂漠の土が、風で運ばれて海の生物の栄養になっているということ。
自然というものはすべてどこかで繋がっているんだなーと腹落ちしました。
「やらないよりはやったほうがいいこと」みたいにふんわりとではなく、しっかり環境問題について考えて行動していかなければ、と思えた作品です。
環境問題について学べる点はもちろんですが、映像やその内容のクオリティも高いので、映像作品としても万人におすすめしたいです。
『二郎は鮨の夢を見る』
寿司のドキュメンタリーは面白い。
本作の前に Amazonプライムビデオの『PRIME JAPAN』の寿司編を観たんですが、あっちも面白かったです。
私は普段「スシロー」や「はま寿司」といった一皿100円の回転寿司屋さんにしか行きませんが、寿司が大好き。
二郎さんが握るような「鮨」は、きっと私が食べている寿司とは別物なんだろうなーと勝手に思っています。
ただ、その美味しさを理解できる舌を持っていないので、今後も「鮨」を食べることはなさそうです。
『青葉家のテーブル』(ドラマ)
料理少女がかわいすぎてリク君になりたさばかり募る作品でした。
お互いに恋愛対象として見ていない異性の親しい友人とか、いけ好かないけどデキるライバルとか、創作の悩みとか、青春だなー! 私もそんな青春したかったよ!
作品に漂う温かさと素朴な雰囲気に癒やされました。
血はつながっていないけど家族のように一緒に暮らしていたり、結婚するわけでもなく
ゆるく繋がっているパートナーだったり、おしゃれな部屋&美味しそうな料理だったりと、良さしかありませんでした。
『パンとスープとネコ日和』(ドラマ)
直前に映画『プール』を観ていて、本作と同じキャストが何人も出ていて笑ってしまいました。
たとえばダテコー作品*1に共通の声優さんが参加しているのと同じ、安心するような感覚があります。
私がこれまでに観た『かもめ食堂』『めがね』『プール』『パンとスープとネコ日和』は、Wikipedia によるとキャスト・スタッフが共通しているそうです。
ただし監督・脚本はいつも同じとは限らないのに、似た雰囲気が出せるのは不思議だなーと思いました。
もたいまさこさん、演技がうまいなー。
にこにこ穏やかで優しい役の印象がありますが、本作の口が悪くてそっけないけど根は優しい、そんな役でも違和感がありません。なんでもできる人ですね。
あとパンがすごく質が良くて美味しそう。
そしてエンディングの謎ダンス。この仲良し感というか空気、好きだわー。
『トランス・ワールド』
舞台がほぼ森と小屋だけなので予算はあまりかかってなさそうだけど、低予算でもこれだけ面白いものが作れるんですね。
最初はワケが分かりませんが、どうか面白くなるまで観てほしい作品です。
ネタバレを見れば見るほど面白みが減っていくと思うので、プライムビデオのあらすじにも必要最低限の情報しか書いてありませんでした。やるな、Amazon。
最後に「ハンスを救えば未来が変わるぞ!」と先が見えてきた直後にジョディが撃たれたのにはビックリしました。
これバッドエンドなのでは…と思ったらなんとかハッピーエンド。
最後までハラハラさせられました。映画って楽しいな!
最初は登場人物みんなが胡散臭く思えましたが、彼らが少しずつ打ち解けて謎も解けてきて、私から彼らへの愛着がわいたところに「みんなの暗い過去や今を変えられる」と分かったときには、もう全力で成功を祈りましたよ。
現実に戻ったあと、ジョディがワルじゃなくなっていたのがすごく嬉しかったです。
ジョディがワルじゃないことが嬉しいんじゃなくて、きちんと母と過ごせて辛い人生を送らなくて済んだことが嬉しい。
みんなどうか幸せになってくれ…!
あと、姿が見えなくなるまで遠くへ歩いていく系のエンディング、好きです。
ちなみに似たようなものでパッと思いついたのは『遙かなる山の呼び声』でした。
『アンダーワールド ビギンズ』
全編を通して画面が暗いというか色彩に乏しいダークファンタジー、好きです。
狼男(ライカン) vs 吸血鬼(ヴァンパイア)という題材もワクワクします。
ワイヤーアクションは笑えるほどハデで描写はグロめ。終盤でライカンが憎きヴァンパイア共を蹂躪するシーンは爽快でした。
ヴァンパイアの処刑のシーンでは殺し方が予想できず、無駄にハラハラドキドキしました。
天井が開いて差してくる光によって処刑するんですね…
ルシアンがビクターの最期をきちんと見届けませんでしたが、これ生きてるのでは…
漫画やアニメでは敵味方どちらのパターンでも「殺したつもりが生きていた」「死んだと思われて生き延びられた」というのはありがち。みんな油断しないでしっかり手をくだすか、その目で最期を見ないと駄目だよ!
ビクター、続編で実は生きてたーみたいことになる気配がプンプンします。
と思ってたらほら生きてた! もう!
『アンダーワールド』シリーズを観るのは本作が初めてですが、他の作品にも興味が湧きました。
『アンダーワールド』
『アンダーワールド ビギンズ』が気に入ったので、シリーズ1作目である本作を視聴。
ビクターが生き血飲みたさに一族の掟を破ってまでセリーンの家族を殺し、セリーンが娘のソーニャに似ていることに気付いて、彼女の家族を殺したのはライカン(狼男)のせいだと咄嗟に嘘をついて彼女にヴァンパイアになることを望ませ、ヴァンパイアにして慕わせるとか、本当にビクターはクズですね。
セリーンが序盤にビクターを慕っていたので、ビクターは『アンダーワールド ビギンズ』では悪役だったけれどヴァンパイアの間ではもしかすると良いヤツなのか?と思っていたら裏切られましたよ。クズ中のクズでした。
思い返せば彼が人として(ヴァンパイアとして?)かっこよかったシーンなんて一度もなかったですね。常に頭が悪そうでした。
それなのに一番強くて偉い長老だなんて、ヴァンパイアの皆さんも大変ですねとしか思えません。
(※細部は実際と少し違いますが、続編の『アンダーワールド2 エボリューション』を観るまではこのように理解していたのでそのままにしてあります。)
ちなみに途中までセリーンがソーニャの娘だと勝手に思い込んでいたので、シナリオがチンプンカンプンでした。セリーン、もとは一般人だったんですね。
あとセリーンとマイケルがいつの間にか愛し合ってるのが意味不明でした。
いやはや、恋愛のことは私にはよく分かりません。
マイケルがヴァンパイアとライカンのハーフという貴重な存在になってしまったので、今後は彼が物語の主人公のような立ち位置になるのかと思うと興味が失せます。巻き込まれた一般人、って感じで全然かっこよく思えないですし…
『アンダーワールド2 エボリューション』
前述したように個人的に気に入らないマイケルと、我が愛しのセリーンとのラブシーンは観るのが辛かったです…
主人公(セリーン)の愛するモノ、という物語の3番目くらいに大事そうな要素に入り込めないってかなり残念ですよね。そのせいで全然楽しめなかったです。自分が憎い。
ヴァンパイアは不死ですから、子どもはいくらでも産めるんですかね。そのへんの事情がどうなってるのかは気になります。
『カメラを止めるな!』
ゾンビ映画撮影中に本当にゾンビが現れてサバイバルになる、という映画を撮る、という映画、という構図が面白かったです。
映画内映画自体は例によって画面酔いしました。2015年の一人称映画『ハードコア』は画面酔いが気持ち悪くて視聴断念したのを思い出しました。
映画内映画はワンカットで生放送ということで、ハプニングがやたらと起こった割に、それによる役者の挙動不審が視聴者からは「本気でゾンビに驚き恐怖する人たち」のように見えてリアリティを出すのに一役かっていたのが奇跡的。
映画内映画自体もクオリティが高く、ワンカットで生放送という新しい試みも面白かったし、監督と娘さんも打ち解けたようだし、スーパーハッピーエンドなのもナイス。
いやーしかし脚本がすごいですね。感動しました。
*1:石ダテコー太郎さんの関わる作品群のこと。『gdgd妖精s』『てさぐれ!部活もの』『ひもてはうす』など。