ネタバレあり。
『女子高生の無駄づかい』
引用元:TVアニメーション「女子高生の無駄づかい」PV第1弾 - YouTube
- 公式サイト:TVアニメ「女子高生の無駄づかい」公式サイト
- 放送時期:2019年7月~9月(全12話)
- 原作:漫画
主人公格の「バカ」がウザいので観るのをやめようかと思いましたが、百合キャラが2人いたので頑張りました。
続々出てくる新キャラによって、相対的にバカの出番が減っていったのはナイス。
6話あたりからウザさが薄れたおかげか単に慣れたのか、面白くなってきました。みんな個性的すぎるだろ。
バカが付けたあだ名を最終的にはみんなが受け入れているのが笑えます。
「マジメ」はバカにツッコんでいたので真人間タイプかと思ったら、恋に浮かれすぎなのか緊張しすぎなのか、失敗ばかりしていていたたまれません。
マジメの母親も心配していたけれど、マジメは体と心が弱いんですね。とても真面目で努力の才能もあるし容姿もいいから残念すぎます。
ワセダは出番が多い男性キャラクターでしたが、私にとって完全に無害なのが良かったです。
ロボがかわいい。
ヲタがちょいちょいヘアアレンジをしているのもかわいい。
11話のヲタが低所得Pに会う話は、ギャグアニメとは思えないほど普通にいい話だったしヲタがかわいかったです。
作画はわりとゆるいけれど、ギャグアニメなので問題ありませんでした。
あれだけそれぞれの個性が強いのに、いじめのようなネガティブなことが起こらない世界がとても温かく感じられて惹かれました。
『鬼滅の刃』
引用元:TVアニメ「鬼滅の刃」第3弾PV 那田蜘蛛山 7月13日開幕 - YouTube
- 公式サイト:アニメ「鬼滅の刃」公式サイト
- 放送時期:2019年4月~9月(全26話)
- 原作:漫画
さすが大人気なだけあって面白い。早く2期が観たいです。
『ワンパンマン』の2期を観たあとだったので、戦闘シーンではいつもギリギリでハラハラさせられてしんどかったです。『ワンパンマン』のサイタマに対する安心感は異常。
修行の描写が大好きなので、炭治郎の最初の山での修行や、蝶屋敷での修行は観ていてとても楽しかったです。
炭治郎が努力タイプなのが個人的に嬉しい。
まるで聖人のような心の清さも素晴らしい。彼を見ていると自分の心の汚さにウンザリしてきます。
清い心は他者に良い影響を与えます。カナヲの心もきっと炭治郎が癒やすのでしょう。炭治郎みたいになりたいっす…
最終話の流れも良かったです。
バトルものはたいてい最終話で強敵を倒して一旦の平和エンド、つづく、となることが多い気がするけれど、本作の終盤は主人公たちの修行とその完成に時間を費やしていて、新たな敵との出会いを匂わせて終わる、というのが新鮮でした。
『盾の勇者の成り上がり』
引用元:TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』PV第2弾|2019.01 ON AIR - YouTube
- 公式サイト:TVアニメ『盾の勇者の成り上がり』
- 放送時期:2019年1月~6月(全25話)
- 原作:小説
『異世界かるてっと2』をきっかけに観始めました。
主人公・尚文とその数少ない仲間以外がクズばかりで胸クソ悪い。それなのにストーリーが良いので観るのをやめられない。
早く報われる、というか、せめて四聖勇者だけにでもいいから認められてほしいです。じゃないと胃が痛くてつらい。そう思いながら観ていました。
偏見を持ったり又聞きを鵜呑みにしたりするのではなく、人を信じ、そして自分の頭で考えて疑う余裕を持ちたいものだ、と反面教師にしました。
元ネトゲーマーとしては、ゲームのようなシステムも好み。
盾の勇者である尚文は差別されたりひどい嫌がらせを受けたりしているものの、スキル的には生産スキルをいろいろと覚えられるので、一般冒険者と比べるとかなり恵まれている気がします。
勇者の盾以外の武器を持てず、自身での攻撃手段がほとんどないのはかなり不便だとは思いますが。
そしてきたきたきたあ!
21話でやっとのスッキリ展開! やはり苦しみのあとにはこれがないと!
裁判が爽快すぎて2回観ました。
1話〜20話はひたすら苦しかったけれど、それだけに得られるカタルシスは大きくて気持ち良かったです。
これまでの展開が早く、かつ緊迫しすぎていたからか、22話からの流れは退屈に感じました。最終話まで観た今では必要なステップだったのだとは理解できますが。
新たな敵として別の異世界勇者が登場し、また面白くなってきました。ラルクベルクの登場によって、盾以外の四聖勇者がさらにミソッカスに思えてきます。
尚文とラルクベルクのどちらも、自身の正義によって動いているのだから単純な話ではありません。急に複雑になってきました。
勧善懲悪ストーリーのインフレを繰り返さない点はナイス。
尚文のことだから、おそらくうまい具合に波を打ち倒してすべての世界を救うんだろうなーと予想しています。
いくらラフタリアの生まれた世界だとしても、自分のいる世界だけを救って他が滅びるような終わり方は望まないでしょう。
別のアニメですが、「許容範囲のなにかしらの代償を全員で受け入れ、仕組み自体を壊して平和エンド」というのがありましたし。
これまで散々尚文を苦しめてきた作者なので、また別の苦しませ方と、それを乗り越えたあとの大きなカタルシスを用意してくれるんじゃないかと期待しています。
とにかく尚文とラフタリアのヒューマンドラマが最高でした。
第2期、第3期の制作が決定しているのでめちゃくちゃ楽しみです。
短めなアニメ感想まとめ
300字以下くらいの短めな感想はこちらにまとめました。
『ワンパンマン 第2期』(2019年)
ストーリーは文句なし、ツッコミどころなしの面白さでした。
超最強のサイタマという存在がありながら、これだけ話を面白くできるのはすごい。
2期はわりとシリアスでしたが、ちょいちょいゆるい描写が入るのでメリハリがあって良かったです。
ヒーローよりも応援したくなるガロウも良いキャラ。ボロボロなのにも関わらずヒーローに畳み掛けられてかわいそうに思えてくるほどでした。
怪人協会とガロウの件は解決しなかったので、3期も楽しみです。
しっかしまたキングはムカデ長老という手柄ができてしまってかわいそうに…
映画『甲鉄城のカバネリ 海門決戦』(2019年)
アニメ本編のあらすじをほぼ忘れ去ってから観たので、映画では置いてけぼりにされてしまいました。
アニメを観た直後ならもっと楽しめたはず。良作だっただけに我ながらもったいない。
アニメ本編をまだ観ていない人は絶対に観てから映画を観ましょう。
それはそれとして、無名がとんでもなくかわいかったです。
物語が一件落着したあとは各カップルがイチャコラしているのも良かったです。特に無名のイチャコラシーンは何度もリピートしてニヤニヤしてしまいました。
エンディングのダンスはクオリティが高いので必見です。PV(0:49~)でダンスの一部が観られるので貼っておきますね。
『Dr.STONE』(2019年)
ギャグ成分が多め。
モノづくりパートは「こうすればこれができるのか!」と最初は面白くワクワクしたのですが、中盤以降は退屈に感じてしまいました。
千空の父・百夜は石化を免れていて、彼が築いた村に3000年以上の時を超えて千空がやってくる、という展開には驚きました。
百夜は生活の知恵とともに千空へのメッセージを百物語として子孫に受け継がせ、千空が石化した日本を目指すように伝え、そのどちらも目的を達成できているというのがまた凄い。
プラスチック作りでは『ゼロからトースターを作ってみた結果』という本を思い出しました。
『ヴィンランド・サガ』(2019年)
アニメ1期はアシェラッドが主人公だと言っても過言ではありませんでしたね。
物語はまだまだ始まったばかりな気がするので、この先の展開が楽しみです。