『Fallout 4』のプレイ日記の続きです。
前回はバイパーが仲間になって、サンクチュアリできれいな水を大量生産したくらいで終わりました。
今回はメインストーリークリアまで突っ走ります。
以下、ネタバレ注意。
- パワーアーマーは背景の一部
- B.O.S. の空中戦艦に圧倒される
- 巨大エネミー登場
- 頼れる?相棒、バイパーさん
- レールロードでの運命の出会い
- デリバラーは最強の銃
- 息子との再会
- 嘘だと言ってよ、グローリー
- バイパーとともに
- すまない、そしてさようなら
- ウェイストランドでの旅は続く
- おわりに
パワーアーマーは背景の一部
パワーアーマーは『Fallout 3』では後半で出てくるレアアイテムだった気がするので、パワーアーマーすげえ!ってなった記憶があります。
今作では自分が使える状態のパワーアーマーをわりとよく見かけるせいか目新しさを感じず、結局 序盤にクエストで一回乗った以外はずっと生身で過ごしました。
敵として現れると脅威ですが、打ち捨てられたパワーアーマーは私にとってはもはや背景の一部となっていました。
RPG でマナや消費アイテムを使い惜しむタイプなので、フュージョン・コアを消費するってだけでもったいなくて乗れません。
フュージョン・コア、終盤は余ったけどね。
B.O.S. の空中戦艦に圧倒される
空に B.O.S. の巨大な空中戦艦が現れたときには感動しました。巨大なものってそれだけでワクワクしますよね。
このあと自分がコイツを爆破することになるなんて、このときは微塵も思っていないのですが。
この空中戦艦が現れたときもそうだったけれど、『Fallout 4』はムービーを見せられることがあんまりなかった気がして、「自分で勝手に見やがれ」なスタンスがいいなーって思いました。
イベントが起きたときにあらぬ方向を向いていても許される、というのは自由で素晴らしいです。
巨大エネミー登場
『Fallout 3』には1体しかいなかったような気がする巨大エネミーが、今作にはたくさんいるのも胸アツです。
しかし巨大エネミーに手こずって「こんなやつ倒せない」と無力さを感じるのは最初に出会う1体くらいなので、1体でも良かった気もするけど…
まあ戦利品を加工して拠点用の家具にできるというコレクション要素は楽しいからオッケー!
しかしこの池に住んでいたスワンという名のスーパー・ミュータント・ベヒモス、遺体をあさったら持ち物にホットプレートと釣り竿があり、生活感が滲みでています。
池で釣った魚をホットプレートで焼いて食べていたのでしょう。
「池の中央に変な物体があるけどなんだろう?」と思いながら近づいていったら攻撃されたので思わず倒してしまいましたが、本当に倒して良かったのかと今さらながらかわいそうに思えてきました。
頼れる?相棒、バイパーさん
旅のほとんどは相棒のバイパーと一緒でした。
こんな荒んだ世界で私が心を壊さずにいられたのは、力なき者を助けたいという信念を決して曲げない、心優しく愛らしいバイパーがずっと隣にいてくれたおかげでしょう。
バイパーとの会話で親密な雰囲気になったら毎回すかさず口説いているんですが、私のカリスマが低すぎるのか彼女のスルースキルが高すぎるのか、玉砕してばかりです。
レールロードでの運命の出会い
最初に偶然ここにたどり着いてしまったときは先に進む方法がまったく分からなかったのですが、メインクエストでちゃんとフリーダムトレイルをたどっていったらそこに答えはありました。
真っ暗ななかを進んでいくと、ババーン! めっちゃ警戒されてました。
そしてこれが私にとって、運命の出会いとなったのです。
ねえ、この子かわいすぎませんか!?
ミニガンを持っている女の子はかわいい、という真理が今この瞬間に生まれました。
この子と一緒に旅がしたいけれど、どうやら相棒にはなってくれないようです。
そしてデレデレしすぎて相棒のバイパーにニラまれる私。
この顔、絶対に「毎度毎度しつこく私を口説いてきたくせに…」って思ってますよ。
麗しい彼女の名前はグローリーと言うらしい。素晴らしい名前だ!
まあ人に焦点を当てると見知らぬ人の名前でもなんでも HUD(ヘッドアップディスプレイ)に表示されるので、すでに知ってたんですが。
この美女ふたりのどちらかを選ぶなんて私にはできない…!
デリバラーは最強の銃
レールロードのクエストでもらえる「デリバラー」という武器のユニーク効果が、「V.A.T.S. モードでの攻撃の成功率が上昇し、アクションポイントの消費が 25% 減少する」と強い。
私はアクション苦手人間のため V.A.T.S. メインで戦い、さらに武器はハンドガンとスナイパー縛りにしているので、こんなに頼りになる武器はありません。
こいつを改造しまくって愛用し、メインストーリークリアまでずっとお世話になりました。
息子との再会
そして時は過ぎ、インスティチュートにて息子と再会しました。
先に子ども時代のショーンの姿をした人造人間を見せておいてからの、実はあの誘拐事件からかなり時が経って大人になってましたっていうパターンはズルい。予想外すぎました。
イケメンだな!って思ったけどそういえば元になっているのは自分の顔でしたね。テヘペロ。
余談ですが、インスティチュートに住んでいるこのジュリア・トンプソンって子、モブのくせに声優が新谷真弓さんという贅沢なキャスティング。
よくすれ違って声をかけられるし、声が豪華すぎるのでこの子に何かあるんじゃないかと勘ぐってしまいました。何もなかった。
嘘だと言ってよ、グローリー
そしてその後、私にとって最悪の日が訪れます。
私が本腰を入れ始めたレールロードの本部に、ある日 B.O.S. が突然攻め込んできて、本部は戦場と化します。
そんななか…
うわあああああ! グローリー! ケガしてるじゃないか!
表口から B.O.S. が本部になだれ込まないよう、彼女は人知れず戦ってくれていて、そのおかげで本部の被害は抑えられました。
グローリー「聞いてくれ、レールロードには熱意が足りない…うう…そんな組織に現れた希望がお前なんだ
彼ら(人造人間)を解放すると約束してくれ。彼ら全員を」
グローリー、それよりもまずはスティムパックを使わせてくれ!
こいつを使えば骨折だろうと瀕死状態だろうと、どんなケガだって一瞬で治るんだ!
うわあああああそんなまさか…
スティムパックは人造人間には使えないのか? なんなら私、ロボット修理キットだって持ってたよ?
そもそも人造人間って蘇生できそうに思えるけど、できないの?
もう何がなんだか…
妻の殺害現場の目撃や、息子の誘拐よりも何よりも、とにかく『Fallout 4』で一番ショックを受けて心が乱された出来事が、グローリーの死でした。
その事実が悲しすぎたので、グローリーが着ていた服は形見として相棒のバイパーに着せ、彼女の持っていたミニガンはサンクチュアリに丁重に飾りました。
グローリーの遺志は私が引き継ごう。
すべての人造人間に自由を。人造人間を苦しめる者は許さない。
バイパーとともに
グローリーを失い、覚悟を決めた私はバイパーにプロポーズします。
その後 B.O.S. を壊滅させるために乗り込んだ空中戦艦では、重いので持ってもらおうと思ってバイパーに渡したミニガンを彼女はいつの間にか装備していました。
グローリーの服を着て、彼女がかつて愛用していたミニガンを持ったバイパーのその勇ましい姿を、私はグローリーと重ねずにはいられませんでした。
そして B.O.S. を壊滅させ、私たちはグローリーの敵討ちを成し遂げたのです。
すまない、そしてさようなら
息子よ、すまない。
私には君とインスティチュートの描く未来が良いものだとは思えなかったのだ。
さらば、インスティチュート。さようなら、息子よ。
ウェイストランドでの旅は続く
B.O.S. を滅ぼして敵はとった。インスティチュートは崩壊した。人造人間をターゲットにしている L&L ギャングも全滅させた。
まだまだ問題は残っているけれど、人造人間にとって少しはマシになったこの世界を、そしてこれから作っていく未来を、グローリー、君と一緒に見たかった。
「ファー・ハーバー」にはまだ行っていないし、「ヌカ・ワールド」はちょっと遊んだだけです。
今後もウェイストランドでの私の旅は続きます。
おわりに
最後に、本作の良かったところとイマイチだったところを簡単にまとめます。
良かったところ
- 装備アイテムの耐久性という概念がなくなり、愛着を持てるようになった。改造して個人の好みにカスタマイズできるのも楽しい。
- 伝説級の敵を倒すと必ずユニークアイテムを落とすため、それをコレクションするのが楽しい。
ドロップしたユニークアイテムで愛用したのはグールスレイヤーだけだったけれど。
イマイチだったところ
- ゲームが始まった途端にパートナーと息子がいるため、ロールプレイの自由度が低い。
メインストーリーも誘拐された息子を探す、というもので、個人的には心底どうでもいい。 - 会話で選択肢を選ぶときに表示されているフレーズが短いため、いざ選んでみると、プレイヤーが思ってもいないことを主人公がしゃべり始めることがある。
また、選択肢によって表現できる意思のバリエーションが少ない。 - メインストーリーを進めるにはどこかの派閥に肩入れする必要がある。
やはり個人の力は小さいということを思い知らされるが、もっと自由に動きたい。