1週目の19日目で放置していた PSVITA の『フォトカノ Kiss』を再開しました。
1週目は氷里の L ルート狙いですが、それだけに集中すると時間が余るため、他のヒロインともまんべんなく交流をしました。
いやーみんなかわいいですね…
凝ったシステムだからエンディングをひとつ見たら周回はしないつもりでしたが、どうしようかな。舞衣ちゃんがけっこう好みなんですよね。
あとヒロイン同士で仲良くしている描写がちょいちょいあって嬉しいです。
自分のよく知っている女の子同士が仲良くしてるのって良いですよね。百合好きとしては幸せな気分になります。
そんなこんなで氷里 L ルートをクリアしました。
ちなみに、私はギャルゲーは好きだし女の子と恋愛関係になるのも好きなんですが、エロいのはダメなんですよね…
本作は主人公が変態さんのようなので、女の子と親密になるとそっち方向の強制フォトセッションが増えるのが悲しいです。
私は着衣史上主義なのもあって、脱げばいいってもんじゃないのです…
だからか、ギャルゲーでは女の子と仲良くなるまでの過程が一番好きなのかもしれません。
相手にまだ恋愛感情を抱かれていなくて、好意だけがある関係です。じゃあギャルゲーやるなよって感じですね。
でも好きな相手の特別な人にもなりたいんです。ワガママですね。
女の子たちに罪はないけれど、本作の主人公が好きになれなくてダメでした。
あとラブラブデイズは蛇足だったと思います。ツッコミどころが多くて私には合いませんでした。
本編終盤と同じような会話の繰り返しで、氷里を何度も泣かせるし自分の存在をありがたがらせて笑顔を要求するし*1、主人公と自分の考え方が違いすぎて感情移入できません。
「笑って」とか言わずに笑わせてやるのが男(あるいは女)ってもんだろ!
氷里の過去が明らかになって、それに対して怒るところらへんまでは良かったんですけどね…
氷里ルートは私には合わず残念でしたが、新見さんルートの評価が高いようなのでそちらを目指してみたいです。
新見さんに対しては主人公がなぜか消極的なので、少しは紳士であってくれるんじゃないかと期待できます。
というわけで2週目は新見さんルートへ。
新見さんがどうしてこんなに自分を好いてくれるのかが不思議で、「こんなにいい子がこの世にいるはずがない!」「ありえない、いやでもかわいいからこのままでいい!」と私の心は振り子のように揺れていましたが、最後の最後のネタばらしで納得しました。
一生懸命 主人公の力になろうとするところとか、他の男子からの告白に対して「お似合いだよ」って言ったらかつてないほど拗ねるところとか、それまでの新見さんの行動が腑に落ちました。
そして幼い頃の新見さんとの約束を知ってしまったので、このあと新見さん以外のルートを選ぶときに罪悪感を感じてしまいますね… 新見さんを裏切るなんて心苦しいです。
やはり恋愛 ADV のメインヒロインは最後に攻略しないといけませんね。
だってメインヒロインルートこそが真のエンディング、みたいになっている作品が多いんですもん…
新見さんルート、良かったです。「主人公が攻略されるルート」と言われているのも納得なくらいグイグイ来てました。
強烈に一途で、でも強引さはイヤじゃない、そんな彼女とのやり取りが新鮮で楽しかったです。
新見さんルートのラブラブデイズも良かったです。ピュアピュア過ぎて心が浄化されて灰になりそう。主人公が浮かれていてちょっとやりすぎな点もありましたが。
あと、新見さんの声を演じる伊藤かな恵さんの演技に引き込まれました。
息遣いだったり、どもってみたり、セリフに文字として書かれている以上のことを表現していて、いちいち感動します。
目の前にいる新見さんをほったらかしにして、セリフを何度もリピートして聴いてしまうほどでした。
ゲームから離れているときもそのキャラクターに思いを馳せてしまう、それこそが私にとっての良恋愛 ADV です。
本作の新見さんルートもまさしくそれでした。素敵な出会いをありがとう。
*1:自分の認知が歪んでいることは理解しているのですが、主人公のことを素直に見られなくてこんな捉え方になってしまう…