ネタバレあり。
- 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』
- 『レッスン!』
- 『マダム・イン・ニューヨーク』
- 『アーヤと魔女』
- 『天気の子』
- 『若おかみは小学生!』
- 『銀魂』『銀魂2 掟は破るためにこそある』(実写版)
- 『ロマンティックじゃない?』(Netflixオリジナル)
- 『パラサイト 半地下の家族』
- 『マトリックス』
- 『ソーシャル・ネットワーク』
- 『イヴ・サンローラン』
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』
めっちゃ良かった…
映像の美しさは健在、どころか、劇場版ということでさらにパワーアップしていますね。
回想も含めると物語中で流れる時間は長く、密度がとても高いです。
これだけ詰め込んでいるのに破綻しておらず、時間の厚みをちゃんと感じられるのがすごい。
物語に引き込まれ、1時間半があっという間に過ぎ去ってしまいました。
テイラーが一人前の配達人となって、エイミーと再会する日が待ち遠しいです。
『レッスン!』
アニメ『ボールルームへようこそ』を観てから競技ダンスに興味を持っていたので、映画『レッスン!』を観ました。
世界一のダンサーが、荒れた問題児たちに社交ダンスを教えるというストーリー。実話が元になっているようです。
展開はご都合主義な感じもありましたが、ヒューマンドラマやダンスシーンは良かったです。
社交ダンス界で優秀なペアも、最後のシーンではヒップホップでノリノリに踊っていたのがクールでした。何でも踊れるとは、さすがプロです。
『マダム・イン・ニューヨーク』
良かったです。
「人は自分のことが嫌いになると 自分の周りもイヤになって 新しさを求める」という主人公の言葉が刺さりました。
自分の周りのものがイヤになってきたら、自分のことを嫌いになっていないかをまず疑ってみたほうがいいですね。私もやりがちなので気をつけたいです。
あとやっぱりインド人はみんな踊れるんでしょうか…
『アーヤと魔女』
引用元:宮崎吾朗監督「アーヤと魔女」初映像、特報PV - YouTube
PV ではキャラクターの顔がちょっと苦手な気がしましたが、慣れたら問題ありませんでした。ビジュアルで食わず嫌いしてはいけませんね。
アーヤをものすごく見習いたいです。
反骨精神と、目的のためならなんでもしようとする意欲。勇気。自分の世界を自分自身で変える力。
アーヤは悩みません。問題を解決する方法を考えて、とにかく行動するのです。
また、人たらしの能力についても尊敬しています。
アーヤは人の心に入り込んで、その扉を開けてしまいます。
アーヤは「アーヤ・ツール(操る)」という名前で、原作でも「EARWIG(ハサミムシ=入れ知恵をする、取り入ろうとする、という意味がある)」という名前なので、もしかしたらそういう生まれつきの力があるのかもしれません。
私としては魔法の力ではなく、アーヤの人格こそが人の心を震わせているのだと信じたいですが…
『天気の子』
一人の命で世界が救われるならば良いのでは、と思ってしまいそうになりましたが、やっぱり人柱はムナクソ悪いです。
他の人からしたら接点もなく取るに足らない命かもしれませんが、当人や関係者にとってはそれこそ世界よりも大切なものなのですから。
陽菜を救って天気も正常になって大団円、とはならなかったのが好印象でした。
『若おかみは小学生!』
劇場版ということで作画が良いです。
水領さんがめっちゃ素敵で、もっと彼女を観たいと思ったのですが、アニメ版では1エピソードにしか出てこないらしい。ぐぬぬ。
アニメ原作だと思っていたら、児童文学だったんですね。しかもシリーズもので全20巻もありました。
劇場版では抑えられていましたが、原作ではファンタジー要素が濃いようです。
『銀魂』『銀魂2 掟は破るためにこそある』(実写版)
非常にだるくて何も手につかないときに、これなら頭空っぽでも大丈夫そう、と思って観ました。
序盤から出演者のメタネタを取り入れていて、さすが銀魂、ノリが良い。
長澤まさみさんのネタで一番笑いました。
続けて観た『銀魂2 掟は破るためにこそある』では、銀魂のくせに良い話で涙腺がゆるんでしまいました。
柳楽優弥さんの演技、上手いですね…
『銀魂』のことはほとんど何も知らなかったので、映画でキャラクターとその関係性や世界観をざっとつかめたのが嬉しいです。
『ロマンティックじゃない?』(Netflixオリジナル)
ラブコメを嫌っている主人公がラブコメの世界に入ってしまう話。
ラブコメにありがちなネタが詰め込まれていて、個人的に好きなのは車での移動時間が18秒だったというネタです。
確かに登場人物の移動時間の多くはカットされるため、視聴者にとっては十数秒のことですが、そこまで再現するのか!とクスッとしてしまいました。
終盤、良い意味で予想を裏切ってくれました。
物語にたくさん触れているせいで、ストーリーが読めてしまう作品が多くて退屈していたので嬉しいです。
ラブコメ的なミュージカルで終わるオチもナイス。
主演のレベル・ウィルソンさんは『ピッチ・パーフェクト』で知って以来、好きだなあ。
『パラサイト 半地下の家族』
前半と後半でガラッと雰囲気が変わる作品。
前半のコメディみたいな展開は好きでした。
『マトリックス』
90年代の映画なのに意外に古臭くなっておらず、まだまだイケそうなのがすごい。
子どもの頃に観たときは、格闘術を頭に直接インストールするシーンと、スローモーションで弾丸を避けるシーンくらいしか印象に残りませんでしたが、大人になってから観るといろいろと理解できました。
まさか人間がコンピュータのための電池になっていたとは…。
初見じゃないのに、まるで初めて観たかのように楽しめました。
『ソーシャル・ネットワーク』
社会に馴染まないタイプの天才が好きです。
本作の視聴後、彼ら天才の姿をもっと観ていたいと思い、天才を題材にした映画について情報収集をしました。
自分も天才になりたかった、と思うものの、今の状態ですら人と違うことに苦しむことがあるし、奇異な目で見られることを避けるし、嫌われるのは怖いしで、能力の有無の前にまず天才肌じゃないんですよね。
逆に、人と違うことを受け入れて、奇異な目で見られても気にせず、嫌われることを恐れなければ天才に近づけるのでしょうか。
少なくとも今よりは近づけるはず。
『イヴ・サンローラン』
『ソーシャル・ネットワーク』にしろ本作にしろ、華々しい展開がずっと続くわけではなく、後味悪い感じになってしまっています。
きっと天才の人生とはそういう落差の激しいものなのでしょう。
ただ、悪いときがあっても、能力を最大限に活かして満開の花を咲かせた瞬間があったのなら、その人生はそんなに悪いものじゃないのかも、とも思えてきます。