ネタバレあり。
- 『ランボー』
- 『ジュマンジ』
- 『スーパーサイズ・ミー2:ホーリー・チキン!』
- 『ペット2』
- 『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』
- 『翔んで埼玉』
- 『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』
- 『名探偵ピカチュウ』
- 『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
- 『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』
『ランボー』
「なんだこのストーリーは」と思いながら観ていたら、最後の最後で泣かされました。
最後のランボーの独白を聞いてやっと、ランボーがなぜ反抗的な態度をとっていたのか、なぜ浮浪していたのかの理由が分かります。ランボーの苦痛は計り知れません。
私は最新作から遡って観ていったのですが、1作目の本作から順を追って観たかったです。何が起こって2作目以降の物語になったのか、というのを知っておくべきでした。
『ランボー』シリーズは爽快なアクションものだと思っていたら、ヒューマンドラマだったのです。こりゃ人気が出るわけだ。
ランボーは今風で言うと、異世界転生して必死で戦って、そのあとに自分の元いた世界に帰ってきた主人公のようです。
2007年の某アニメ*1での主人公は物語が一段落したあと、異世界に残る選択をしたのは本当に正解だったと思いました。
『ジュマンジ』
ちょっと前、といっても2017年に、続編の『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』が公開され、気になっていたため視聴。
序盤にホラーの雰囲気が出ていましたが、コメディで安心しました。
アランの存在が『ソードアート・オンライン』1期でのキリトのようです。アランはジャングルで26年間、ジュマンジの世界にどっぷり触れていたわけですから、他の参加者からすると β テスト参加者のようなもの、というわけです。
『スーパーサイズ・ミー2:ホーリー・チキン!』
まじめにファーストフード店をやるのかと思いきや、フタを開けてみれば最大限の皮肉をこめたものが出来上がっていたのには驚きました。そうきたか。流石モーガンです。
いろいろなところでバイトをするとそれぞれのあんまり美しくない裏側が見えてしまうので、そういうのを暴露できたら面白いだろうなーと思ってしまいました。
私も含め、本当に消費者は騙されてまくってますよね。でも知らないほうがいいこともあるのかもしれません。
『ペット2』
1つのストーリーを登場人物全員で追いかけるのではなく、マックス、ギジェット、スノーボールによる3つのストーリーが同時進行しているので飽きずに観られました。
ギジェットは相変わらずかわいいなあ。
『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』
本作はネットで話題になっていたので気になっていたんですよね。
『すみっコぐらし』というものを全然知らない状態で観ました。
はじめにキャラクター紹介があり、「すみっコ」とは何か、というのも説明してくれるのですんなり入れました。
中盤は進展している感覚がなく退屈に感じましたが、すべて伏線だったのですね。種明かしをされたときには不覚にもうるっときてしまいました。
ラストも、一応ハッピーエンドだけれどご都合主義じゃないのがナイス。
大人も子どもも楽しめるというウワサは本当でした。
『翔んで埼玉』
ちょっとだけ埼玉に住んでいたこともあり、かなり楽しく観られました。
大真面目にバカバカしいことをやっているのが面白く、何度も笑ってしまいました。
改めて聞くと、GACKT は良い声してますね。
山田うどんがちょいちょい映り込むせいで、かき揚げ丼が食べたくなりました。安くて美味しいので好きです。
『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』
ノンフィクションなだけあって、ご都合主義な展開がなく救いがありません。
超人的な能力でサバイバルする物語を求めていたのですが… まさかの実話とは。
夜に野外で一人で寝ようとすると音がいちいち気になって怖いですよね。分かります。
私も初めてのソロキャンプで、キャンプ場なのにも関わらず音が気になったし、寒さもあって眠れなかったですもん。これがジャングルでのサバイバル中なら、疲労が極限に達するまでおそらく私は眠れないと思います。
私だったらジャングルで生き延びる自信がありません。自分を奮い立たせながら生きた主人公を本当に尊敬します。
もはやホラー映画です。恐怖と不安と痛々しさでお腹が痛くなります。
こんな体験をしたら、そりゃあ何かしらの形で残さなきゃもったいないです。
幻覚を見たり悟ったりするあたりなんて、本当にありそうで怖い。いやノンフィクションなので本当にあったんですけど。
ラストでダニエル・ラドクリフがガリガリに痩せているのも凄い… それも含めて彼の演技の上手さを改めて感じました。
『名探偵ピカチュウ』
ポケモンと一緒に暮らすのが小さい頃の憧れだったのを思い出しました。人間とポケモンが寄り添って暮らすライムシティ、良い街ですね。
ピカチュウがおじさんの声なのは奇をてらったわけではなくて、意味があったのですね。
ピカチュウの表情や動きがいちいちかわいかったです。おじさん仕草なはずのに手足が短いせいで動きがワチャワチャして愛らしい、というギャップがまた良かったです。
ミステリーあり、アクションあり、恋愛ありと、要素が詰め込まれていて面白かったです。観る前はもっと静かに淡々と探偵をやる作品だと思っていました。
『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』
『ヒックとドラゴン』の映画シリーズは、何かを得る代わりに必ず何かを失う物語なので、深みがあって好きです。
今作ではドラゴンたちとの生活を失うことになりましたが、悲しいだけの喪失ではありませんでした。完結編なのでハッピーエンドで良かったです。
トゥースがライトフューリーに求愛するときに鳥みたいなダンスを踊ったところでは、声を出して笑ってしまいました。
『バーフバリ 伝説誕生』『バーフバリ 王の凱旋』
『バーフバリ』シリーズはネットでよく見かけるので気になっていて、最近アマゾンプライムビデオで一作目の『バーフバリ 伝説誕生』が配信され始めたので観ました。
ストーリーはもちろん面白いのですが、映画として、というか動画としても見応えがありました。
続きがかなり気になる終わり方、というか続きありきの終わり方をしたので、そのあと二作目の『バーフバリ 王の凱旋』を Netflix で観ました。
アマゾンプライムビデオでは二作目は配信されていないので、複数の動画配信サービスに登録しているとこういうときに便利です。
で、二作目なんですが、これが超良かった。語彙力が足りないので幼い表現になりますが、超超良かった。
ストーリーで泣かせられるし、アクションゲームかよ、というくらいド派手なアクションで笑わせてくるし、泣かせるのか笑わせるのかどっちかにしてくれ!って感じです。
涙腺がゆるむというレベルではなく、目から出たのはけっこうな水分量でした。
これは一作目から積み重ねられたストーリーの厚みのおかげでもあります。やはり上映時間が長いだけあって厚みが出ますね。
これを書いている今、泣いて眼圧が上がったせいか頭が痛いです。
バーフバリもバラーラデーヴァも、肉体がたくましくかっこよくて憧れます。
バーフバリは芯から善良かつ勇敢で、王になるために生まれてきたような人間でした。
だから観ていて安心できるし、彼の一挙手一投足が痛快だしで、自然と彼のことを好きになってしまうのです。
バーフバリ! バーフバリ!
(どうしてネットのみんなが『バーフバリ』シリーズの話題に触れるときにこれを言うのかようやく分かりました。これからは私も参加できますね。)
*1:ネタバレを避けるための表現です。