ネタバレあり。
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』
引用元:TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」ティザーPV - YouTube
- 公式サイト:ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
- 放送時期:2020年10月~12月(全13話)
- 原作:メディアミックス
スクールアイドルのソロアイドルで、一人ひとりがソロで戦える力を持っていて自立している、というのが斬新でした。
また、アイドルではないキャラクターが主要登場人物であるのも、『ラブライブ!』シリーズとしては新しいです。
侑ちゃんは天然たらしなコミュ力お化けですね。性格が良くて私服もかわいくて、完璧かよ。
本作の主人公は侑ちゃんである、と言っても過言ではありませんね。
1クールなのにやることが多いため、序盤は特に駆け足になって突っ込みどころが多かったのですが、心のなかでいろいろと設定を付け足して辻褄を合わせました。
なかでも一番苦労したのは9話での果林のライブですね。
ステージでのパフォーマンスを一度もしたことがなく、アイドルとしての知名度もない果林が、3000人の観客がいるライブにソロで登場して会場を沸かせるって、私の心が汚れているせいか ものすごくファンタジーに思えました。
果林のモデルとしての知名度や、秘めた才能や実力を盛りに盛って辻褄を合わせましたが… そういうことでいいんですよね?
幼なじみのヤキモチはベタだけれど好きです。
サイコパスな感じにこじらせたわけではなくて、侑ちゃんも歩夢も進んでいくうちに大切なものが増え、お互いの見ているものがお互いだけではなくなって、その変化が寂しくて怖かったんですね。
どうなるかと思いましたが、良い方向に進めて良かったです。めっちゃ良い話でした。これぞ私のほしかったヒューマンドラマです。
終わってみたらとても感動してドキドキしている自分がいて、やはり『ラブライブ!』シリーズはすごいな、と思いました。
このままずっとソロ活動なのもいいですが、最終話のようにグループで歌ってほしくもあります。
『アイドルマスター』のように、普段はそれぞれの活動をしていて、一人ひとりも強いけれどグループになると超強い、みたいなのが観たいです。
『D4DJ First Mix』(2周目)
いやー面白い…。2周目なのにまったく退屈しませんでした。キャラクターモデルが 3D なのに、表情がすんごい豊かなのも観ていて楽しかったです。
アニメは1回しか観ない派でしたが、気に入った作品は2回以上観てもいいかもしれません。新たな気付きも得られましたし。
改めて観ると、むにちゃんとりんくの再会がエモい。りんくはむにちゃんにとっての太陽です。りんくに照らされ、いつまでも幸せであってほしい。
ストーリーの成り行きのためか、真秀がけっこうドライなので、Happy Around! は他のユニットに比べて不仲というかバラバラに見えてしまうんですよね。そう感じるのは私だけでしょうか。
ただ、アニメ版をよく見ると仲間のためにちょいちょい泣いているので、思ったより仲間想いなのかもしれません。ドライというより、他人のことに関しては諦めが早いタイプ、と言ったほうがいいかもしれませんね。
アニメ版のノアちゃんはただの美人でした。
アニメ版は Happy Around! が主人公だったので、他のユニットが深堀りされないのは仕方ありませんね。咲姫ちゃんについても、「共感覚」というワードは一度も出ませんでしたし。
アニメ版を気に入った人は、『グルミク』をプレイして各ユニットのストーリーを読むべし。
アニメ2期は『グルミク』内の既存のストーリーをやるのか、『BanG Dream!』のように合間の新規ストーリーをやるのか、どっちなんでしょうか。どちらにせよ楽しみです。
短めなアニメ感想まとめ
300字以下くらいの短めな感想はこちらにまとめました。
『フラグタイム』(OVA)(2019年)
ヒューマンドラマでした。歪な者同士が出会って心が通じて救われる展開、大好きです。
主題歌 CD の「fragile」と「AM11:00」のカバーは、どちらも良いですね…。
異性間の恋が好きではないため、恋の歌はあまり好んで聴いてこなかったのですが、特定のキャラクターによる百合だと思うとグッと来てしまいますね。
『あさがおと加瀬さん』(OVA)(2018年)
終始ニヤニヤが止まらないアニメでした。
みんなからモテモテの加瀬さんのほうがグイグイ行くところが新鮮で良い。
個人的に、佐倉綾音さんは低めの声の役が好きですね。
Spotify に本作のオーディオドラマがあったのでそれも聴きました。
カバーアルバム内の「小さな恋のうた」は、二人がカラオケボックスで歌っている風になっており、音を外したり低音に苦戦したり、そのことで笑い合ったりしていて、聴いていて笑顔になれます。
そういえば『ゆるゆり』のカラオケボックスに行った体の CD『ゆるゆりのうた♪あるばむ「あい♥かわらず…。」』も好きでした。
物語が終わったあともキャラクターに思いを馳せることができるから、キャラソンが好きです。
すべての百合ップルに幸あれ。
『BanG Dream! 3rd Season』(2020年)
3期は RAISE A SUILEN を好きになるシーズンでしたね。
3話の「Step×Step!」にはグッと来ました。知らずに Spotify で聴いていましたが、ロックに向けた曲だったんですね。
2期の「Returns」といい、やはりストーリーと強く絡んでいる楽曲は心への響き具合が違いますね。
その後にロックが RAISE A SUILEN のオーディションでギターを弾くシーンでは、観ているだけでも気持ち良くなれて、楽器を練習するモチベーションが湧きました。
次のシーズンではハロー、ハッピーワールド!、Pastel*Palettes、Afterglow をよりクローズアップしてほしいです。
『BanG Dream! ガルパ☆ピコ ~大盛り~』(2020年)
ファンタジー要素が入っていたので新鮮で楽しめたし、ネタにも大笑いしました。
次回作でも本編ではできないようなことをガンガンやってほしいです。
映画『KING OF PRISM by PrettyRhythm』(2016年)
序盤からぶっ飛んでいてドン引きしつつも、勢いに押されて不覚にも最後まで観てしまいました。
笑ったらいいのか感動したらいいのか分からない。熱量がすごい。
1作目とは思えないくらい過去が描写され、総集編かと思うくらいに展開が速く、振り落とされないように食らい付くのに必死で、気付いたら観終わっていました。しかも最終的にはグッと来てしまいました。キンプリ、恐ろしい子…。
映画『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』(2017年)
観客の女の子のなりふりかまっていない絶叫を聴くのが楽しい。