ネタバレあり。
『ケムリクサ』
引用元:TVアニメ 「ケムリクサ」PV - 2019年1月9日 放送スタート - YouTube
- 公式サイト:アニメ『ケムリクサ』公式サイト
- 放送時期:2019年1月~3月(全12話)
- 原作:自主制作アニメ
ニコニコ動画に投稿されていた自主制作版とは世界観を同じくした別物という感じです。シナリオも違いました。
自主制作アニメ版との関係は漫画で言う所の「読み切り」と「連載」と考えると分かりやすい。
この表現が的を射ています。
少しずつ世界が分かっていく感じは、終末感もあいまって『少女終末旅行』っぽさがありワクワクしました。
最初、りんが恋のような感情をわかばに抱いたのにはちょっと嫌悪感がありました。
平和でない世界において、めっちゃ強い女性(りん)が、ぽっと出の男性(わかば)に惚れるというパターンは好きじゃないのです。
しかし りんはりくが言うように本来は泣き虫であるのに、力のある自分がしっかりしなければと思って、姉妹の前では弱い部分を出せなかったのでしょう。きっとりんは一人で苦しさを抱え込んでいたはず。
そんななかで、未知の存在であり自分たちの持たない便利な能力も持つわかばは頼りにでき、心の支えになりえたのでしょう。
共に旅をするなかでりんがわかばに対する信頼を積み重ねて、少しずつ心を開いていくというのはヒューマンドラマがあって良いですね。
…と思っていたんだけれど、わかばへの親愛の情は「さいしょのひと」であるりりから受け継がれていた可能性もありますね。
最初にりんがわかばに対して頬を染めていたのはりりの記憶に影響を受けていたのでしょう。だから記憶の葉を体から離すと治っていたのです。
11話で記憶の葉を体から離しても感情が収まらなかったのは、りん自体にわかばへの新しい感情が生まれたからなのでしょう。納得!
それなら最終話での告白も腑に落ちますね。前世の記憶を引きずったままでの恋愛なんて、ちょっとスッキリしなくてイヤですもんね…
ちなみにわかばのように少しも悪意を持っていない透き通った純粋な心はすごく憧れます。
▼自主制作版はこちら
『異世界かるてっと』
- 公式サイト:TVアニメ「異世界かるてっと2」オフィシャルサイト
- 放送時期:2019年4月~6月(全12話)
- 原作:オリジナルアニメ
『異世界かるてっと』を観たいがために、まだ観ていなかった『オーバーロード』と『幼女戦記』を観ました。
『幼女戦記』は挫折したものの、触りが分かっているので楽しめています。
クスッとなるシーンがちょいちょいあって楽しいです。やっぱりカズマが好きだなあ。
生死を分けずに日常やってるのが和みます。
1期では主人公が OP を、メインヒロインが ED を歌うわけですが、そのどちらにもターニャは当てはまるんですね。ハイブリッド。
これだけのメンバーがいて声優さんが被ってないのすごいなって思いましたが、ググったら3人被ってました。そりゃそうだ。
スバル&グランツ、めぐみん&エミリア、マーレ&パックは同じ声優さんです。
別アニメで異世界転生した(召喚された)主人公たちが一同に会するのは斬新で面白い。
ぜひ日常系アニメでもやってほしいです。
おそらく他アニメのボケキャラのとんでもなさにあんぐりとするのでしょう。それかボケキャラ同士の気が合ってしまってますますツッコミキャラの手に負えなくなるか。
『ゆるゆり』の京子と『みなみけ』の夏奈とか絶対気が合うよね。しっちゃかめっちゃかになりそう。
そういえばツッコミキャラ同士が「お互い大変ですねえ」ってやるのは『てーきゅう』と『うさかめ』のコラボで観た気もします。
本作の2期がきっかけで観始めた『盾の勇者の成り上がり』が面白い。
味をしめたので、途中で断念していた『幼女戦記』もこれを機会に続きを観ようと思います。そのほうがもっと本作を楽しめますからね!
短めなアニメ感想まとめ
300字以下くらいの短めな感想はこちらにまとめました。
『ワンパンマン』(2015年)
主人公・サイタマが強すぎて緊張感がないけれど、逆に言えば完全に安心して観られます。
ちょいちょいギャグ要素があって楽しい。
『あにトレ!EX』(2015年)
最終話(12話)が好きです。
最終話の1話まるまるをエンディング曲の「ばいたる☆エクササイズ」フルに当てていて、これまでのハイライト映像とダンスを組み合わせた構成になっています。
特筆すべきは間奏での謎の創作ダンス。
各キャラクターが創作ダンスのお題を出していくのですが、「熱血利尻昆布」とか「メキシコサラマンダーの唐揚げ」とか、わけわからなくて中毒性が高いです。
海でダンスするシーンでの、中二病の紫苑が黒ビキニに手袋という姿なのもフェティシズムを感じます。
『終末のイゼッタ』(2016年)
百合的視点でいえば、フィーネと、フィーネの描く未来のためなら命をかけてもいいというイゼッタの想いは見事でした。
久々に恋とか愛とかを超えた素晴らしい硬派の百合を観た気がします。ジャンルとしては主従百合でしょうか。
それを除いても、魔女が存在することや、近代の技術と魔法を組み合わせた攻防、イゼッタが敵軍を蹂躙していくのかと思いきや第二の魔女・ゾフィーが出てきたり、物語の締め方が非常に納得の行くものだったりと、ストーリーや設定も面白く、1話から引き込まれっぱなしでした。
『紅殻のパンドラ』(2016年)
みんなが必死でセキュリティを突破してこじ開けたファイルがブエルの秘蔵太もも画像フォルダで、めっちゃ笑いました。
『オーバーロード』(2015年)
恐るべき最凶の者たち(に人間サイドからは見える)が敵ではなく主人公なのが斬新でした。
初めて観たときは、OP ムービーで「えっ、主人公いつ出るの? えっ、OP にいなかったよ?」と頭にハテナをたくさん浮かべたものです。アインズ・ウール・ゴウン、あなたが主人公だったのか…
最強なので敵になりえるとしたら今のところ味方しかいない、というのが切ないです。
『ヨルムンガンド』(2012年)
作者である高橋慶太郎さんの描く女の子は大好きです。
めちゃくちゃ強かったり、頭がイカれていたりと超越した存在であることが多くて、ラブコメハーレムに出てくるかよわい女性とはひと味もふた味も違う。
どっちが良いってわけじゃないけれど、前者は希少なので価値を感じます。
百合好きとしては特にバルメが好きでした。
映画『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』(2018年)
やはり『のんのんびより』シリーズは、間を十分にとってゆるい雰囲気を作り出すのが上手いなーと思いました。
OVA『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』(2018年)
エミリアたんがめっちゃかわいい。
『ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!』(2019年)
オープニングからはっちゃけています。どう見てもギャグアニメ。
キャラクターの個性を強調して、本編でのすべてのネタをひろった感じ。
絵柄は本編とは異なります。
キャラクターも絵柄も、原作になっているスピンオフ漫画そのままらしいです。スピンオフギャグ作品なので人を選びそう。
私も最初は拒否反応が出たものの、501 の子たちの声が聴ければそれだけで嬉しい!と思いながら観ていたら慣れていきました。
ペリーヌの出番が少ない気がしたのは大人の事情でしょうか。