2018年冬アニメ感想『宇宙よりも遠い場所』『ポプテピピック』など8作品

今季は『宇宙よりも遠い場所』のヒューマンドラマが良かったです。

以下ネタバレあり。

 

 

『恋は雨上がりのように』

アニメ『恋は雨上がりのように』の橘あきらと近藤正己

引用元:TVアニメ「恋は雨上がりのように」 本予告PV - YouTube

 

最近のアニメ絵に慣れていると少々とっつきづらい絵柄ですが、すぐに慣れます。

 

2話まではただのキラキラした片思いのように見えましたが、特に4話からは雰囲気が変わったように感じました。

片思いならともかく、「恋愛」になると憧れだったり、ただ「好きだ」という好意だったりだけでできるものではないのだなーと改めて実感しました。

ことさら恋愛がそう、というわけではなく、人と真摯に向き合うためにはぶつかることは避けられないという感じですね。

 

恋愛がきちんとできる人は、人と真摯に向き合うことができる人なのだろうと思いました。

それか愛があれば、向き合うための困難も自然と乗り越えられてしまうものなのでしょうか。

そのへんは私には分かりません。

 

橘さんと店長の関係は、完全に報われない恋でもなく、早い段階で付き合い始めてデレデレするような展開でもなく、ドロドロでもなく、まさに純愛という感じ。

本作は二人がきちんと向き合っている点がとても良かったです。

 

 

『citrus』

アニメ『citrus』の藍原芽衣

引用元:TVアニメ『citrus』PV第1弾 - YouTube

 

ガチ百合枠。

芽衣さんは黒髪ロングで表面上は大人びているという個人的にかなり好みのキャラクターで、柚子さんはピュアかわいい。

 

序盤は興奮しながら観ていたものの、すれ違ってばかりの二人の関係に対して中盤以降はダレてしまいました。

ストーリーに物足りなさはありましたが、最後はめでたしめでたしという感じで良かったです。

 

芽衣さんの設定が面白いので、二人が付き合って話が終わってしまうのはもったいない。

『Candy Boy』の二人のように仲良しな関係も見てみたかったです。

 

 

『宇宙よりも遠い場所』

アニメ『宇宙よりも遠い場所』のスクリーンショット

引用元:オリジナルTVアニメーション『宇宙よりも遠い場所』PV - YouTube

 

南極を目指す女子高校生4人の物語。

これぞ青春。

キマリのように「何か新しいことをして自分を変えたい」という気持ちは大好物です。

 

放送される前は「さっさと南極に行って、そこでの生活をメインに描いてほしい」と思っていました。

しかし南極に行くために奮闘する様子も、「本当に行けるのか」という緊張感があり素晴らしかったです。

全13話あるなかで6話にはすでに南極へ向かっていたので、行く前と行ってからの話がいい感じの比率だったと思います。

 


ストーリーに関して特筆すべきはヒューマンドラマです。

友達だったり南極へ行くことだったり変わることだったりと何かを手に入れることに強く執着してみたり、勇気を出して一歩を踏み出してみたり、自分の弱い部分を曝け出してみたり、ぶつかってみたり。

そうすることで人は成長し、そして深い絆が結ばれていくんですね。

 

主人公4人のそれぞれの思いや人間性などがしっかり描かれており、彼女たちがまるで実際に生きているかのように感じられて物語に引き込まれました。

 

 

特に好きなシーンは、5話でめぐみさんがキマリに絶交宣言をするところ。

めぐみさんの言動については賛否両論が激しかったようですが、絶交宣言は個人的に一番好きなシーンです。

たしかにめぐみさんのやったことはひどかったです。

私が第三者だから言えるのですが、ああやって一歩踏み出して救いに向かうというか、変わっていこうとする姿を見るとどうしても憎めません。

それにキマリが「絶交無効」って言ってるんですもん。めぐみさんが悪い人なわけがないじゃないですか。

というよりもキマリの心が広いのか。

 

次に11話で、日向さんの過去の部活仲間に対して報瀬さんが面と向かって怒るところ。

報瀬さんが相手のことをけなしたりすることなく怒っていたのが本当にすごいと思いました。

そんな人間になりたい。

 

他にも6話で日向さんが報瀬さんに自分の抱えている思いを打ち明けるところや、「友達」という関係に執着したり大喜びしたりする結月さんとかも良かったです。

 

 

「どこまで行っても、世界は広くて、新しい何かは必ず見つかるから。
ちょっぴり怖いけど、きっとできる。
だって、同じ想いの人は、すぐ気付いてくれるから。」

期待していた以上の良作でした。良い話だった。

 

 

『だがしかし2』

アニメ『だがしかし2』の枝垂ほたるとビッグカツ

引用元:TVアニメ「だがしかし2」PV - YouTube

 

15分アニメになりましたが、新キャラが増えたりシリアスなシーンがあったりと、一期よりもストーリー性があります。

絵柄が変わってしまって女の子のかわいさが三割くらい減ったのは残念。

ついに ほたるさんとくっつくか、と思ったら最終回にありがちなドタバタエンドでした。

 

 

『たくのみ。』

アニメ『たくのみ。』の桐山直とエビスビール

引用元:TVアニメ「たくのみ。」PV - YouTube

 

氷結や角瓶、カルーアなど、わりと定番なお酒について自然と学べるお酒モノ。

1話15分という時間もちょうどいいです。

「これからお酒を飲んでみたい」という人にもおすすめ。

 

登場人物は全員が成人した女性で、ひとつのシェアハウスに住んでいます。

全員の仲が良く、「一日の終わり×お酒」ということで登場人物がリラックスしているシーンがメインなのもあり、ゆるい日常系としても楽しめました。

 

原作の漫画を読んだときは影響を受けて、ビール初心者でも飲みやすいという「水曜日のネコ」を飲みました。

アニメ版では、個人的に酸っぱいものは苦手だけれど男梅サワーが気になりました。

どのお酒も、すごく美味しそうに飲むんですよねー。

特に飲ん兵衛な直さんの、あの癒やしボイスとお酒を飲んでゆるゆるな表情がすぐに思い浮かべられます。

 

 

『ハクメイとミコチ』

アニメ『ハクメイとミコチ』のハクメイ

引用元:TVアニメ「ハクメイとミコチ」PV第2弾 - YouTube

 

癒やし枠。ファンタジーな日常系です。

一度は2話切りしてしまいましたが、3話以降の仕事の話が気に入ったので完走しました。

 

私はファンタジー世界ならではの仕事の話が好きなようです。

本作でいうとハクメイのような体の小さい生き物が、大きな生き物と同じ内容の仕事をしている様子が興味深かったです。

あとはピーナッツ一粒が十分に夜食になりえるような、人間とのスケールの違いを感じる描写も良かった。

 

ハクメイとミコチのような、相手に依存しない関係って憧れます。

二人は社会的、精神的に自立していて、お互いの言動にいちいち心が揺さぶられることはありません。

必要があれば助け合い、お互いを大切に思う心もあり、一緒にいる何気ない時間が心地よい。

二人のやりとりは一見すると淡白に見えるときもあるかもしれませんが、それは信頼し合っているからこそです。

特別な間柄に限らず、こういうのは理想の関係です。

 

コンジュの歌がうまく、ED曲での美声には毎回聴き入っていました。

EDでハクメイとミコチの二人がこちらに背を向けて座っているシーンでは、ふたりとも小さい虫のように見えてかわいらしいです。

 

 

『ポプテピピック』

ポプテピピック vol.1(DVD)

純粋にポプ子とピピ美がかわいかった。

 

1話を観たときは、まさかの前半・後半が同じ内容であることに手抜き感を覚えました。

2009年のアニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンドレスサマーのときみたいなストレスがありましたね。

「これのなにが面白いんだ?」と一度は2話切りしましたが、その後また観始めるとリアルタイムで完走してしまいました。


パロディ満載なので元ネタが分かっていると より楽しめます。

1話だと『Skyrim』や『クロノトリガー』などですね。


声優が豪華。

1話では大好きな日高のり子さんがピピ美を演じていて歓喜しました。

2話以降も日高のり子さんの出演を楽しみにしていたのですが、それ以降は一度も出ませんでした。

半クールくらい観たときに本作の傾向にやっと気付きます。

声優陣は前半・後半で別で、ポプ子とピピ美は何かしら関係のある声優さんペア*1が選ばれることが多く、さらに一度出た声優さんは二度と出てこない。

 

そして前半と後半で同じアニメーションなのに、声優さんによって全く違う雰囲気になったりするのが面白かったです。

アドリブが輝いていました。

 

平凡で何も感じない作品よりは、本作のように何か言いたくなるほうが良い作品なのではないかと錯覚させてくるパワーがあります。
担当声優が変動するということは、このあとに原作を読んでもキャラクターが固定されないのでメリットだと思いました。新しい。

 

 

『ゆるキャン△』

アニメ『ゆるキャン△』の志摩リン

引用元:TVアニメ「ゆるキャン△」予告編映像 - YouTube

 

ゆるふわ女子のキャンプモドキだと馬鹿にしていたら予想外に本格的でした。

キャンプ好きで経験豊富なキャラクターがいたのも良かったです。

 

あおいさんの声優である豊崎愛生さんの関西弁は『ゆるゆり』の某キャラを想起してしまってちょっと困りました。
しかしキャラクターのルックスが全然違うのが救いだったのか、数話もしたら「犬山 あおい」として見れるようになりました。良かった。

 

タイトル通りゆるくて、でもリアリティは強く、しっかりキャンプしていて楽しめました。

雰囲気が最高です。

 

 

*1:『タッチ』の三ツ矢雄二さんと日高のり子さんペア、『アイドルマスター』の中村繪里子さんと今井麻美さんペア、『ラブライブ!』の徳井青空さんと三森すずこさんペアなど。

気になる2018年春アニメ14作品。本命は『ウマ娘』『実験品家族』『ひそねとまそたん』

冬アニメが次々と最終回を迎え、そろそろ春アニメが始まりますね。

新作アニメのチェックを忘れていたので急いで調べ、気になる作品を50音順でまとめました。

ちなみに女の子がいっぱい出るアニメをよく観ています。

 

アニメ『ウマ娘 プリティーダービー』のスクリーンショット

引用元:TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」本PV - YouTube

今季は気になる作品の数がこれまでよりも多かったのですが、本命は

  • 『ウマ娘 プリティーダービー』
  • 『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』
  • 『ひそねとまそたん』

です。

 

 

『異世界居酒屋 古都アイテーリアの居酒屋のぶ』


異世界居酒屋~古都アイテーリアの居酒屋のぶ~ 第1弾PV

グルメ枠。

『ワカコ酒』『たくのみ』といったグルメアニメが好きなのでこちらも期待。

ふつうの居酒屋が異世界とつながってしまい、異世界からの客もやってくるというのも良いですね。

 

 

『ウマ娘 プリティーダービー』


TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」本PV

「ウマ娘ってなんじゃそりゃ」と思いつつも、人外が好きなので食いついてしまいました。

全員がウマな世界というわけでもなく、ウマ娘が遠い昔から人類と共存してきたという設定も面白い。

ウマ「娘」しかいないようなんですが繁殖はどうやってるんですかね…

 

ウマ娘たちを育成するトレーナーと彼女たちとの関係は、アイドルもののプロデューサーとアイドルといった感じに見えました。

アイドルものでいう事務所のようなものは複数あったりするのでしょうか。

 

どういったストーリーになるのか、世界観の設定はどんな感じなのか、気になります。

 

 

『お前はまだグンマを知らない』


TVアニメ『お前はまだグンマを知らない』ティザーPV

ネタ枠として。

原作は県民自虐漫画だそうです。

 

埼玉県をディスった漫画『翔んで埼玉』を思い出しました。

 

 

『Cutie Honey Universe』


TVアニメ『Cutie Honey Universe』第2弾PV♥声優解禁!!/Anime『Cutie Honey Universe』2nd PV

『キューティーハニー』は幼い頃に観ていました。

内容は全然覚えていませんが、ハニーちゃんがかわいいので本作もぜひ観たいです。

 

WHO IS The Honey?

本作はキューティーハニーが複数人?

声優さんの紹介で「♡♡♡ハニー」として花澤香菜さんや田村ゆかりさん、三森すずこさんたちの名前が出ており、どういうことなのか非常に気になります。

 

 

『実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ-』


アニメ「実験品家族 -クリーチャーズ・ファミリー・デイズ- 」PV第二弾(日本ver)

マッドサイエンティストな両親によって、兄弟は主人公であるタニスを除いて特異な人間に改造させられてしまいます。

これまでは孤島の研究所に監禁されていましたが、両親が警察に捕まったことで別の島に移ることに。

主人公以外は現代的な常識を持ち合わせておらず、この先いったいどのように生きていくのか。

 

普通じゃない存在、好きです。

PVを観る限り、改造させられた兄弟たちが自身の境遇を悲観していないのが良いですね。

この設定だと日常系にしても面白そうですが、一本の大きなストーリーが存在する感動系になりそうな雰囲気があります。

 

 

『こみっくがーるず』


TVアニメ「こみっくがーるず」 第2弾PV

青髪の勝木 翼さんがかっこかわいい。

青髪の女の子はどうしてこんなに私を惹きつけるのでしょうか。

アニメ『NEW GAME』のような、ほのぼのとしつつも仕事内容に関しては本格的、みたいなノリになってほしいです。

 

 

『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』


TVアニメ「ガンゲイル・オンライン」AnimeJapan 2018 PV

『ソードアート・オンライン』のスピンオフ作品で、原作が『キノの旅』でおなじみの時雨沢恵一さんとあれば見るしかないでしょう。

銃器やガンアクションが好きなので楽しめそうです。

 

 

『ひそねとまそたん』


TVアニメ『ひそねとまそたん』【HD】4月12日放送

まず珍しいキャラクターデザインに目が釘付けになりました。

「航空自衛隊×ドラゴン」という題材も面白いです。

この戦闘機に擬態するドラゴンが『獣の奏者』の王獣や『ヒックとドラゴン』を想起させます。

 

 

『ヒナまつり』


TVアニメ「ヒナまつり」第2弾PV

ギャグ枠。

『ヒナまつり』は原作漫画に笑わせてもらったのでアニメが楽しみです。

自分の家でメチャクチャされる新田には同情するけれども、ヒナちゃんが面白かわいい。

 

 

『魔法少女 俺』


TVアニメ「魔法少女 俺」PV第2弾

女の子が魔法少女に変身すると、なんとその姿は…

 

本作の魔法少女のひとりであり、個人的にルックスが超好みな御翔 桜世(みかげ さくよ)さんが真性百合ということで期待が高まります。

しかしその相手(主人公)にはすでに想い人がいるので、振り向いてくれなさそうなのが不安。

 

 

『魔法少女サイト』


TVアニメ「魔法少女サイト」本PV

鬱アニメ枠でしょうか。

これは、魔法の力を手に入れた不幸な少女たちの、友情と青春、そして運命を変える戦いの記録。

魔法の力を手に入れられる「魔法少女サイト」というウェブサイトには、不幸な人間しかたどり着けないとのこと。

 

不謹慎ですが不幸な女の子は大好物。

過去に不幸を抱えていても力強く生きていたりとか、いま現在不幸でも誰かに心から救われたりするような展開が好きです。

 

私の好きな不幸とはジャンル(?)が違いますが、不幸な女の子たちの日常系作品『あんハピ』というのもあるし、不幸は もはやひとつの属性ですね。

 

 

『メガロボクス』


TVアニメ『メガロボクス』第1話冒頭映像

超近代的な「認可地区」と貧しい人々が住む「未認可地区」といった荒廃した世界観が気に入りました。

主人公は未認可地区で行われる格闘技「メガロボクス」のボクサーの一人。

武骨そうな主人公が闘いを通して変わっていくようなストーリーらしいので、そこに興味があります。

 

 

『ラストピリオド-終わりなき螺旋の物語-』


TVアニメ『ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-』PV第2弾

異世界枠。

キャラクターがかわいくて、雰囲気も明るそうなのが良いですね。

ゲーマーなので剣と魔法の異世界ものってだけで興味を惹かれてしまいます。

 

 

『ヲタクに恋は難しい』


TVアニメ『ヲタクに恋は難しい』CM第1弾

『らき☆すた』『旦那が何を言っているかわからない件』『デンキ街の本屋さん』など、オタクものは観ていてとても楽しいです。

原作漫画も大人気なので本作は要チェックですね。

 

 

(おまけ)リアルタイムで観ていた2018年冬アニメ

  • 宇宙よりも遠い場所
  • 恋は雨上がりのように
  • citrus
  • だがしかし2
  • たくのみ
  • ハクメイとミコチ
  • ポプテピピック
  • ゆるキャン△

最近観た映画『楽園追放』『マダガスカル3』など7本

ネタバレあり。

 

 

『planetarian ~星の人~』

 

原作はゲーム。

Webアニメとして公開された『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』を再構成したものに、「星の人」目線の新作カットを加えたのが本作『planetarian ~星の人~』です。

 

2つは前半、後半のように完全に別れておらず、Webアニメ版の合間にもいくつかの新作カットが挿入されています。

これから見るなら本作『planetarian ~星の人~』だけで良いと思います。

 

Webアニメ版のラストを初めて観たときもそうでしたが、本作の新作カット部分のラストでも涙腺がゆるみました。

 

 

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』

 

SFだけあって最先端のロボットやら機械やらがかっこいい。

私はロボットものはあまり得意ではないはずが、本作のロボットは超クールだと思ってしまいました。

 

激しく動き回る戦闘も熱い。

私の好きなゲーム『ダマスカスギヤ -東京始戦-』をやっているような気分で引き込まれました。

 

まず世界観が良いですね。

二つの世界が存在して、一方は大多数の人間が住む電脳世界ディーヴァ、もう一方は荒廃した地球。

そのどちらの世界も興味深いです。

 

そして悪者だと言い切れる存在がおらず勧善懲悪ではないストーリー。

主人公目線ではどちらかといえばディーヴァ側が悪者ですが、悪いやつ VS 正義の味方じゃないというか、悪いほうも自分たちが正しいと思って戦っているのが良いです。

 

声優さんも豪華。

余談ですがスタッフロールを見るまでディンゴの声優さんは杉田智和さんだと思い込んでいました…。

 

 

『シュレック フォーエバー』

 

既に記憶に無いけれど自分のメモによればシュレック1~3を観ていたので、最終作の『シュレック フォーエバー』を視聴。

 

字幕版を観ました。

主人公のシュレックが関西弁な吹替版よりも自然で、ストーリーに没入することができました。

関西弁での吹替にはどうも違和感を覚えてしまいます。

 

ストーリーは予想以上に良かったです。

日常生活で忘れがちな愛のお話。

CGアニメ映画だからといって子ども向けなどと侮れませんね。

 

 

『パラノーマン ブライス・ホローの謎』

 

クレイアニメ。

最後にちらっと人形の製作工程が映りますが、本当にクレイだったんですね。すごい。

 

子供向けのように思えましたが、それにしてはちょっと怖め。

ホラーというより狂気を感じます。

 

主人公の姉の声がアナ・ケンドリックさんでなければ最後まで観なかったかもしれません。

アナ・ケンドリックさんは声だけでもかわいい。

 

 

『カンフー・パンダ』

 

カンフー映画が好きなので視聴。

 

主人公のポーが修行を始めるまでは退屈。

それ以降はそこそこ楽しめました。

「カンフー映画」なのでハチャメチャでも許容できてしまうけれど、もう少し主人公の強さの根拠が欲しかったです。

 

エンディング曲の「カンフー・ファイティング」はどこかで聴いたことがあると思ったらダンスダンスレボリューションですね。懐かしい。

 

 

『グレート・プラネット』

 

舞台は森です。

映画『アース』と比べると舞台が狭いので壮大さは少し負けるけれど、本作では虫や植物も主役なのでこっちはこっちで楽しめました。

 

 

『マダガスカル3』

 

なんやかんや言いながら3まで観てしまったので、このシリーズをけっこう気に入っているみたいです。
3はかなりコメディ色が強くて好きです。

 


I Like To Move It (Original Video) Madagascar HD

マダガスカルシリーズはダンサブルな主題歌「I Like To Move It」も含めて、キャラクター達が明るいのが良いですね。

 

私はすべて字幕版で視聴。

「踊るの好き好き!」という歌詞を予告で何度も聞きましたが、英語だと「I like to move it, move it」でした。

この曲好きです。move it!

「ONCE UPON A TIME IN AFRICA」という曲も壮大で好き。

 

1で極度の空腹状態になったアレックスがマーティを食べようとしてしまうところなんかを全て乗り越えての2,3なので、仲間たちの友情に厚みが感じられて良かったです。

主要な4人以外の仲間たちも、馴れ合わないのに助け合う関係がとても素晴らしい。

カバとキリンの異種カップルもナイス。

キングジュリアンがシリーズ通していいキャラしてます。

 

 

アニメ感想『悪魔のリドル』『少女終末旅行』など9作品

ネタバレあり。

 

 

『悪魔のリドル』

アニメ『悪魔のリドル』の東兎角

引用元:TVアニメ「悪魔のリドル」PV第2弾 - YouTube

 

漫画原作のアニメです。

1人の標的と12人の暗殺者が集められた教室、ミョウジョウ学園の10年黒組。そこで標的を殺した者になんでも1つだけ望みを叶えてくれるという、暗殺ゲームが行われます。

 

だいたい一話につき一人が暗殺を実行に移します。

傍から見ると何を考えているのか分からないような、謎だらけの暗殺者たちには私の興味は津々でした。
一人一人事情があり、生活のために参加する者もいれば、ゲームを楽しんでいる者もいます。暗殺の行動に出ないまま死んだ人がいたのは意外でした。最終話の後日談では生きていましたが…

全12話という短いなかで12人の暗殺者の事情や心理を深く描くのは不可能で、全然掘り下げられていなかったのが残念でした。個性の強い面々なのでもったいないです。

EDで黒組一人ひとりにキャラソンが用意されているのはいいですね。

 

何も分からない状態だったので序盤は刺激的でしたが、物語が進み少しずつ分かっていくにつれて続きへの期待が減っていきました。

人が本当に死ぬ作品は好きです。心情を深く描けるテーマとして、恋愛と死は強いと思っています。

しかし結局、劇中で主要人物は誰も死にませんでした。暗殺に失敗した者への制裁もなく、退学した後もそれぞれにとって平和に生きています。一人だけなぜか刑務所にいましたが気楽そうです。本当に人を殺してでも叶えたい願いがあったのは神長 香子だけで、彼女は退学したあとも苦しんでいるように見えました。

私の最初の予想では、暗殺に失敗した者は社会から消されるのかと思っていたのですが、あれ、私、絶望を求めすぎ…?

悲壮絶望系だと思って期待しすぎていたので、興が削がれてしまいました。

 

人を殺すというのに、暗殺者側に「何をしてでも」という必死さは見えません。それぞれに晴を殺したいという意志はあるのですが、暗殺に失敗しても死ぬわけではないので真剣さがあまり感じらませんでした。

単なるゲームなのかなーと思い始めていた頃にネタばらし。

 

「黒組は晴を殺すためにあったのではない。

12人の暗殺者を相手に、晴が生き延びられるかどうかを見るためのもの」

「晴に一族の未来を担う資質があるか見るためにね」

 

あの人はなぜ晴を殺そうとしたのか

終盤、鳰(にお)が兎角(とかく)に化けて兎角と会話をしているシーンでは、どちらがしゃべっているのか2回観るまで理解できませんでした。整理すると、兎角が裏切って晴を殺そうとしたところを鳰が助けて、その後二人がやりあって、最後に晴を刺したのが本物の兎角、ということで大丈夫なはず。

しかしなぜ兎角は晴を殺そうとしたのか。兎角にとって晴が大事な人であるなら、自分が操られて動いていたのではないと証明するためだけに晴を殺すことはないでしょう。自分の利益のためだけに晴に危害を加えたりはしないはず。なんとかして他のやり方で証明しようとしたでしょう。

しかし晴自身がプライマーではないと強く納得し、晴がこれ以上呪縛に苦しませられないためには、これまで晴を命がけで守ってきた自分が晴を殺すしかないと兎角は思ったのでしょう。つまり兎角は晴のために刺したのです。

実際は晴は死にませんでした。これでプライマーからの呪縛から逃れられたとしても、もし死んでいたらどうするつもりだったのでしょうか。もしかしたら兎角は晴のことを大事に思っておらず、自分のためだけに晴を刺したという可能性が…あるのか? 呪縛も解けたのかどうか分からないラストでしたのでモヤモヤが残りました。

 

総評

暗殺ゲーム、暗殺者たちの抱えている問題や個性、晴の一族の得意な体質など、それぞれの要素自体は面白いです。キャラデザも好みです。しかし配分なのか何かのバランスが悪かったのか、活かしきれていないと思いました。

話数が少なくキャラクターの掘り下げができていない。ストーリーもラストの展開が分かりにくい。アニメの時系列より以前では人が死にまくっているのに、アニメでは誰も死んでいないというのもおかしいでしょう。

もっとよく知りたかったら原作を読んだほうがいいのかもしれません。原作もこんな感じだったらどうしよう。

 

「残念系暗殺ゲーム」と考えれば、なんだかいいアニメだったかも、と思えてしまう不思議。そう、期待しすぎだったのですね。

 

 

 

『のんのんびより りぴーと』

アニメ『のんのんびより りぴーと』の宮内れんげ

引用元:【PV】「のんのんびより りぴーと」!プロモーション映像第3弾! - YouTube

 

漫画原作。アニメ『のんのんびより』の2期。

主人公たちが小中学生ということでその懐かしさと田舎感が気持ちいい。間(ま)が贅沢にとられていて、のんびりさが強調されています。

今期も特になにごとも起こりませんでした。その点でも満足さという点でも『のんのんびより』シリーズは安心して観ることができます。

 

時系列が1期と2期で並行な感じで進んでいきます。原作でも時系列が入り混じっているらしい?

1期とはもちろん内容が違いますが、1期をもう一度観ているような感覚で面白いです。一瞬とっつきにくいですが斬新でした。

 

蛍ちゃんと同じような容姿で、他作品では高校生をやってるキャラクターがよくいるので、蛍ちゃんが小学生とは思えません。私が小学生のときはあんなに落ち着いていたでしょうか。

1期よりれんげちゃんがかわいく見えました。なんでしょう、最近子どもたちと接する機会が多かったゆえの好みの変化でしょうか。あのしゃべりかたと純粋さと好奇心の強さよ。れんげちゃん役の声優さんもほんとに上手です。

 

 

『メイドインアビス』

アニメ『メイドインアビス』のリコとレグ

引用元:TVアニメ「メイドインアビス」PV第1弾 - YouTube

 

漫画原作のアニメ。冒険物です。

良い評判をやたらと聞くので観てみたら大正解でした。

OP曲で胸が熱くなる。

 

絵柄からしてほんわかした感じかと思いきや、グロだったり絶望だったりの表現がとても上手で、声優さんの演技も素晴らしかったです。

リコが守られるだけの存在ではなく、同時にレグも常に強いわけではない。そんな二人の補完関係が良かったです。彼らの今後の旅もぜひ見届けたい。

 

アニメ『メイドインアビス』のリコとレグ

引用元:TVアニメ「メイドインアビス」PV第2弾 - YouTube

 

物語もキャラクターも音楽も声優さんも作画も素晴らしかった…。完成されています。

リコとレグが歌っているOP曲の「Deep in Abyss」がかっこよくて、なんだか懐かしい感じもあって好きです。鳥肌が立つ。レグの声の人、良い声ですな。

 

そうじゃないかなーと途中から思っていた通り、1クールでは完結しませんでした。どうやら原作が未完のようです。

続きが楽しみです。

 

 

『戦姫絶唱シンフォギア』

戦姫絶唱シンフォギア 1(初回限定版) [Blu-ray]

ずっと気になっていたのをやっと観れました。

主人公である響役の声優さんが悠木碧さんで、序盤のおどおどした態度を見ていて『魔法少女まどか☆マギカ』のまどかを想起してしまいました。絶望エンドにならなくてよかった。

 

以下、感想などを箇条書き。

  • 熱い。
  • 変身シーンがおしゃれでかっこいい。
  • 奏さんと翼さんがステージで歌い踊る姿がよく動いていて見ごたえがありました。
  • ストーリーはよく分からなかった。だけれど鑑賞後感(?)は良かった。
  • 突っ込みどころは上手にスルーすると物語に没入できる。
  • 未来(みく)の響への想いが強く、それもずっと強いままなことに感動した。最後に響に届いたのが未来(みく)の声だけだったのも良かった。未来(みく)は響の心の大黒柱ですね。
  • 翼さんが美人かわいい。出動時に毎回バイクを乗り捨てているのが笑える。言うまでもないが水樹奈々さんの歌が上手い。
  • 響がアームドギア(武器)を持っていないのは手と手を繋ぐため、みたいなのが良かった。
  • なぜ複数人で歌わないんだろうってずっと思っていたけれど、最後の最後に3人で歌いながら戦っていてよかった。やはり切り札はとっておかないとですね。
  • 絶唱しても死なない二人を見ていたら、奏さんはなんだったんだ、と思ってしまった。運が悪かったのでしょうか。

 

 

『フレームアームズガール』

アニメ『フレームアームズガール』の源内あおと轟雷

引用元:最新PV公開 アニメ『フレームアームズ・ガール』2017年4月放送スタート - YouTube(以下同様)

 

フレームアームズガール(以下、FAガール)の日常系アニメという感じ。

島田フミカネさんの絵柄なFAガールたちが非常にかわいい。

FAガールがかわいくてしっかりしているので、登場する人間たちのダメさや強すぎる個性が気になってしまいました。特に主人公にはもうちょっとしっかりしてほしいです。

 

アニメ『フレームアームズガール』の轟雷


FAガールがCGであることでメカ感が出ていて良い感じです。CGでないFAガールに違和感を覚えるほど。

ただしCGでない擬人化轟雷はものすごく好みのルックスでした。

 

最終話のMMDみたいな歌って踊るFAガールは質感が変わって、一気にチープになってしまっていました。まだまだ本編のあの作画(?)でダンスをさせるのは技術的に難しいのでしょうか。

それでもどこのアイドルかと思うほどかわいかったです。

 

島田フミカネさんデザインのキャラクターが動き回る、それだけで観る価値があります。

欲を言えばFAガールだけの日常をもっと長く観ていたかったです。

 

 

『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』

アニメ『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』のプラネタリウム

引用元:配信・劇場アニメ「planetarian」予告編 - YouTube(以下同様)

 

原作はゲーム。終末の世界観が好きです。

この作品に限らずAI=お馬鹿、のイメージが強かったけれど、ヒロインである ゆめみも彼女なりに考えていたということが最終話で分かりました。
ゆめみが自分で考えて出した結論が正しいかどうかを自身で判断できず、自分が壊れているということにしたというのは切ない話です。『化物語』の「まよいマイマイ」での戦場ヶ原ひたぎのエピソードを思い出します。

 

アニメ『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』のほしのゆめみ

 

ゆめみから抜き出したメモリーカードをどうにか生かして、どこかでまた彼女と出会いたいものです。

 

 

 

『キノの旅(アニメ第1作)』

キノの旅 -the Beautiful world- I [DVD]

原作はラノベ。

『キノの旅』という作品タイトルはこれまでに何度か見たことがあります。題材が旅ということで興味があったので、Amazonプライムビデオに着ていたのをきっかけに観ることにしました。

 

キノの悟ったような落ち着いた感じは私の今の理想です。基本的に不干渉で、悪く言えば冷めている。

2003年のアニメということで今観ると絵柄がちょっと古くさいですが、それもいい味を出しています。

キノはキノなので他作品のキャラクターと比べるのは気が引けますが、絵柄の影響もあってスナフキン感も感じられます。

 

1話でキノは「ひとつの国に3日だけ滞在すると決めている」と語りました。

その理由は長居するといろんな国に行けなくなるからというのと、「長くいると居着いてしまいそうだから」。なぜ居着いてしまうといけないのかというと「旅人ではなくなるから」。

キノの旅人であらねばならない理由はなんなのでしょうか。

 

 

長居するといろんなところに行けなくなる、というのは実感しています。

私も移動生活でひとつの場所で働くのは3ヶ月以内にしたほうがいいかもなーなんて思い始めています。

もし47都道府県すべてで働きたいとしたら、それぞれの都道府県で3ヶ月ずつ働いたとして12年弱もかかってしまいます。それぞれで2週間ずつだけ働くなら2年でコンプリートできますからね。

ただし長くいることで分かることもあるし、このへんの決断は難しいところです。

そもそも47都道府県すべてで働く必要なんてありませんからね。それを目的にしてしまうのは何か違うような気がします。

私は収集癖があるのでつい数字とかコンプリートとかに意識がいってしまいますが、あまりこだわらないようにしてもっと大事なものに目を向けよう。

 

 

 

『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』

アニメ『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』のキノとエルメス

引用元:キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series PV 第1弾/ Kino's Journey - YouTube

 

アニメ『キノの旅(第1作)』が面白かったので期待しつつの視聴。

第1作と比べて絵柄がガラッと変わったこと、声優さんが変わったことには違和感がありましたが、これはこれで楽しめました。どちらかというと本作のほうが原作ラノベの絵柄に近いですしね。個人的には第1作の絵柄が好きです。

第1作では観られなかった新エピソードも登場。第1作にも出てきた国の話も、本作第11話の「大人の国」以外は構成が変わっていたので楽しめました。

 

アニメ『キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series』のキノ

引用元:キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series PV 第2弾/ Kino's Journey - YouTube

 

キノの落ち着いてかつ冷めた感じはやはり理想ですね。

旅で訪れた国の人々の考え方がおかしくても、キノは「それはおかしい」「助けなきゃ」とは基本的に思いません。いや、思っているんだけれど「変えられない」ことを知っているのでしょう。

キノは変えられないものを受け入れる力を持っています。

 

 

『少女終末旅行』

アニメ『少女終末旅行』のチトとユーリ

引用元:TVアニメ『少女終末旅行』 PV @girls_last_tour #少女終末旅行 - YouTube(以下同様)

 

放送開始前から楽しみにしていたのが『少女終末旅行』。漫画原作です。

作品の内容は、前情報では終末の世界を少女二人が旅をする、でしたが最後までその通りでした。

旅を続けるにつれて少しずつこの世界の真実のカケラが見えてくるのが面白い。

 

ゲーム『Fallout3』といった終末の世界、大好きです。

自分の安心できる拠点を作るとか、生き方を確立するとか、使えそうなアイテムを集めるとか、不便ななかでのサバイバルが好きなんでしょうね。

私の趣味は「適応すること」ですし。

終末の世界で強く生きる女の子…良いです。

『少女終末旅行』は1話から探索&アイテム収集要素があったのが良かったです。

 

二人が本当に仲が良いのが素晴らしいです。気の抜けた掛け合いも聞いていて楽しい。

ずっと一緒にいた二人ですが、最終話でちょっとの間 離れ離れになってしまったのは良いスパイスだったと思います。

終末の世界で人間が他にいないというのももちろんあるでしょうが、二人はお互いにとってかけがえのないものになっています。ユーリがいなくなったときのチトの不安や悲しみ、焦りがまるで自分に起こった出来事のようにひしひしと伝わってきました。

 

ヌコが登場した時点から既にそうだったけれど、最終話はかなりファンタジーでした。

世界は一時的に終わっているんじゃなくて、いままさに本当に終わろうとしていることを知った二人。

チト「世界が終わろうと、どうでもいいことだろ。私とユーがいれば、それでいい」

心の底からそう思っているのが分かります。

ユーリ「私は寂しくないよ。ちーちゃんがいるから」

 

 

最近観た映画『バイオハザードⅠ~Ⅴ』『バイオハザード ディジェネレーション』など8本

ネタバレあり。

 

 

『バイオハザード』

 

ちゃんと観るのは二度目。面白かったです。ストーリーを半分くらい忘れていました。

あの防犯用のレーザーで体がバラバラになるシーンはかなり印象に残っています。

2002年の作品ということで、いま観るとリッカー(クリーチャー)がかなりCGっぽい。

 

 

『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』

 

ニコニコ動画に投稿されていたHoneyWorks(通称ハニワ)さんの楽曲シリーズが原作。

映画はハニワファン向け。ハニワの楽曲を知っていたほうが楽しめます。何も知らないで観ればよくある青春恋愛ものといった感じです。

 

寝る前に映画『バイオハザード』を観たのでクリーチャーが夢に出てきたらイヤだと思って、そのあとに『ずっと前から好きでした』を挟んだら夢に出てきませんでした。グッジョブ。

 

 

『SING/シング』

 

字幕版を視聴。

視聴前はトコトン明るい映画だと思っていたけれどそうでもなかったです。

予告動画を何度も観ていて「かなり面白そう」とハードルを上げすぎたのがダメでしたね。個人的にイマイチでした。

 

 

『バイオハザードⅡ アポカリプス』

 

前作よりも体感的にあっという間に観終わりました。

アリスもジルもかっこいい。

アリスの細腕のどこにタイラントとやりあえるパワーがあるのでしょうか。アリスの細胞がT-ウイルスと適合したのも奇跡でしたが、筋量を増やさずとも筋力をかなりパワーアップさせることができるというのもまさに奇跡。

 

 

『バイオハザードⅢ』

 

砂漠化した荒廃した世界を旅するところが『マッドマックス』っぽい。

前作で出会った仲間に再会できて良かったです。今作は前作にも登場したクレアがいい仕事してます。

アリスがまた強くなっているのも良いですね。超能力バトルになりかけているのはちょっと不安。

ラストでアリスが増殖したのは胸アツな展開でした。また面白くなりそうです。

 

映画バイオハザード1~3はすべて二度目の視聴だけれど、内容をほとんど忘れているのが我ながら面白い。

自分のメモによると今作は2012年に一度目の視聴をしています。人は5年も経てばかなり忘れるんですねー。

 

 

『バイオハザードⅣ アフターライフ』

 

クリス、クレア、アリス、そして一応Kマート。みんなが揃って嬉しい。

アリスのパワーアップがなくなって人間に戻ったけれど、元々強いのでなんとか戦えています。アリスのクローンも吹き飛んで、ようやく元通りという感じ。

アリスは強くても2くらいまでの強さが丁度いいです。超能力を使い始めると作品にインフレというかなんでもあり感が出てしまいますしね。

ラスト直前が超ナイス。スカッとします。ウェスカーざまあみろ。

 

 

『バイオハザードⅤ リトリビューション』

 

シリーズが面白かったのでⅤまで一気に観てしまいました。

 

前作の最後に登場した金髪ロングの女性は操られたジルだったんですね。私が黒髪好きなので補正されていたところもありますが、面影がなくなっていてショック。

アリスが冒頭で触れるまでジルだと分かりませんでした。

 

実写のクレアとジルは美人で大満足、クリスはまあ許容範囲だったけれど、まさかのエイダである。バイオハザードシリーズではエイダが一番美人だと思っているので、ちょっと受け入れられませんでした。せめてもう少し大人っぽくあってほしかったです。

レオンは本編で名前こそ出なかったものの、スタッフロールではちゃんとレオンでした。ゲームのレオンは美形のイメージが強いので、俳優さんのレベルがかなり高くないと三枚目に見えてしまうようです。

 

クローンに仮想現実と、原作がゲームではあるものの悪い意味でいよいよゲームっぽいです。

映画の最後に残った精鋭がほぼゲームの登場人物というのは当然といえば当然の展開なのでしょうか。むやみに死なせられなさそうですし。

アリスにパワーが戻ったのでさらなる活躍に期待です。それにしてもアリスはあちこち引っ張りまわされて利用されて本当に大変ですね。

 

 

『バイオハザード ディジェネレーション』

 

バイオハザードシリーズにはゲームの2から入ったので、今作でのレオンとクレアの共闘は嬉しい。

実写映画のクリーチャーよりもCG映画でのクリーチャーのほうが、同クオリティだったとしても自然に見えますね。

 

 

最近観た映画『バイオハザード ダムネーション』『嫌われ松子の一生』など13本

ネタバレあり。

 

 

『鴨川ホルモー』

★★★☆☆

 

オニが見えるようになってからが本番。オニがかわいらしいです。

こういうへんてこなサークルに入ってみたいです。信じる人には本当に見える、みたいな何か不思議な力に関わってみたい。

楠木さん(栗山千明)みたいな強い女の子は良いですね。美人な女の子が「ピッピキピー!」とか言ってへんてこなポーズをとっているのがシュールです。栗山千明さんって思っていたより身長が高くなかったんですね。

 

 

『悪夢のエレベーター』

★★★☆☆

 

途中からサスペンスもの。

スリルのある作品は苦手なのに、パッケージがコメディタッチだから騙されました。怖かった。

 

 

『ドン・ジョン』

★★★☆☆

 

簡潔に言えばプレイボーイなポルノ中毒者が本物の愛に出会う話。

理想的に見える一人の女性に振り回されたりと、主人公が迷走する過程が面白かったです。

主人公役のジョセフ・ゴードン=レヴィットが良い体してます。

 

 

『トランスフォーマー』

車からロボットへの変身シーンやスタイリッシュな戦闘がかっこよかったです。

8インチという小さな画面で観たのが悪かったのか、ロボット同士の混戦では誰と誰が戦っているのか、そもそも何が起こっているのかが残念ながら全然分かりませんでした。

 

 

『アース』

★★★★☆

 

極楽鳥の求愛ダンスが笑えます。

「ネイチャー系の映画は退屈」という偏見があったけれど、カメラワークも良いし壮大で面白かったです。

舞台は同じ地球なのに、こまごまとしたいつも触れている日常とは全く違って異世界のように見えました。

 

 

『東京ゴッドファーザーズ』

★★★☆☆

 

人のこんなめぐり合わせはフィクションならではだなーなんて思ってしまいました。

 

 

『バイオハザード ダムネーション』

★★★☆☆

 

ゲームやCG映画の他作を知らないのでストーリーの繋がりはよく分からなかったけれど楽しめました。

ギャグかと思うくらい東スラブ共和国大統領が強い。エイダも大統領もタイトスカートにヒールで機敏に動き回っているけれど、あれは現実的なんでしょうか。

ゲーム『バイオハザード2』以外のバイオハザードの世界はよく知らないけれど、BOW*1もタイラントのようにある程度の知性があって巨大化すると手に負えないですね。

 

 

『かいじゅうたちのいるところ』

★★★☆☆

 

なぜか原作の絵本が印象に残っているので、それをきっかけに映画も観ました。

原作絵本はストーリーどころか読んだ記憶すらないのに、タイトルとかいじゅうのビジュアルはよく覚えているのが不思議です。Googleで原作絵本の画像検索をしてみたところ、読んだことがある気がかなりしました。

映画のほうはよく分からないストーリーでした。原作絵本では特に違和感のないあのかいじゅう達も、頭が大きいせいか実写化するとものすごく着ぐるみっぽかったです。

 

▲原作の絵本。

 

 

『イヴの時間 劇場版』

★★★☆☆

 

「イヴの時間」マスター役の佐藤利奈さんの声に癒やされる。佐藤利奈さんは声優さんのなかでも1,2を争うくらい好きです。

ストーリー的には一番最初と最後など、ちょっとよく分からない部分もありましたがそこそこ面白かったです。

アンドロイドが考えられる(心を持つ?)説は大好き。

Kalafinaが歌う主題歌もナイスです。

 

 

『ガフールの伝説』

★★★☆☆

 

吹替版を視聴。

主人公役の市原隼人さんの声が気になって仕方がなかったです。ジブリ映画のように素人感が味になる作品ならともかく、個人的には吹替は声優さんじゃないと違和感を覚えます。特にスタッフロールを見ずとも俳優さんが特定できてしまうのはまずい。

 

原作は『ガフールの勇者たち』という小説で、描かれているのは人間が消滅し、フクロウが高い知性を持った世界のようです。

登場人物のほとんどが各種フクロウで、鳥やフクロウ好きにはたまらない映画だと思います。

 

 

『クワイエットルームにようこそ』

★★★☆☆

 

今作での蒼井優さんのルックスはとても好みで困りました。

深くは描かれないけれど、精神科の閉鎖病棟というだけあって住人(?)が個性のある面々で面白かった。

 

 

『嫌われ松子の一生』

★★★★☆

 

人生が終わったと何度も松子自身が感じるほど、彼女は不幸すぎました。

いまの感じから考えると自分の末路もあんな感じになりそうでちょっと怖いです。自分を閉じてしまうと人間は社会的に死んでしまうのだと思います。松子がアパートを借りて自室に引きこもり、毎日食っちゃ寝できるお金を持っていたのは幸だったのか不幸だったのか。

松子と私の最大の違いは人を愛すかどうかということ。松子の不幸エピソードのほとんどに愛が関連していることから分かるように、強い愛がないと何かが起こっても大イベントっぽくはならないのだと思いました。

 

 

『ピッチ・パーフェクト』

★★★★☆

 

主人公役のアナ・ケンドリックさん目当て。やっぱりかわいいなー。

アナ・ケンドリックさんは日本人で言うと川島海荷さんタイプの顔だと思っていて、どうも惹かれてしまいます。

明るくて楽しい映画でした。アカペラも良かったです。

タイトルを『ビッチ・パーフェクト』だと思っていた人は私だけではないはず。

 

 

*1:Bio Organic Weaponの略で、基本的にはバイオハザードシリーズに登場するクリーチャー全般を指す。

キュアハニーの歌声がももちにしか聞こえない

以前から薄々気が付いてはいたのですが、キャラソンを聴いていてはっきりしました。

『ハピネスチャージプリキュア!』のキュアハニーこと大森ゆうこ(CV:北川里奈)の声が、アイドルの ももち こと嗣永桃子さんの歌声と似ているのです。

 

キュアハニーの歌声

キュアハニーの代表曲といえば、アニメ本編に何度も挿入されている「しあわせごはん愛のうた」。

ほんの少しハスキーな感じのする優しい歌声です。

 

キュアハニーの地声はももちの地声よりも低めです。

話すスピードも、ももちよりゆっくりで、包容力があり落ち着いているキュアハニーのキャラクターがしっかりと出ています。

 

ももちの歌声

ももちといえばアイドルグループ「Berryz工房」かもしれませんが、私はおなじくアイドルグループ「Buono!」のももちが特に好きです。

 


Buono! 『初恋サイダー』 (MV)

真ん中で歌っているとってもかわいい女の子がももちです。

2:46~あたりのソロが聞き取りやすいと思います。

こうやって実際に聴き比べてみると、ももちのほうが声が高い気がしますね。

 

誕生、キュアモモチ

キュアハニーとももちの声が似ているなーって思いながら、ハピチャの他のメンバーとキュアハニーが一緒に歌っているキャラソンを聴いていました。

 


[MAD]勇気が生まれる場所

0:36~の「何が出来るのかわからない」という歌詞を歌っているのはキュアハニーですが、もしかしたらキュアモモチかもしれない。そんな妄想をしてしまったのです。*1

キュアハニーには申し訳ないけれど、ももちがハピチャのメンバー、つまりプリキュアだと想像してみても違和感がありません。ほかの三次元の人間がプリキュアであるところを想像すると違和感アリアリなので、これはすごいことです。

かわいいしキャラも濃い。「嗣永プロ」といわれるほどプロ意識の高いももちのことですから、プリキュアになっても最善を尽くすでしょう。それに加えて、ももちのBerryz工房でのメンバーカラーはピンクだったので、ピンクキュア*2になる可能性も秘めています。*3

 

プリキュアとアイドル、私の大好きなものの悪魔合体*4。いやはや素晴らしいですね。

 

*1:なぜかももちの歌声を聴いていてもキュアハニーは連想されません。

*2:ピンク色のプリキュアは基本的にチームのリーダーであり、いざというときにチームメンバーの心の大きな支えにもなる。

*3:ハピチャには既にピンクキュアであるキュアラブリーがいるので、ハピチャのピンクキュアになるのは難しそうですが…

*4:「2つのものが合体してとてつもないものが生み出されること。」はてなキーワードより引用

映画感想『劇場版 魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語』

ネタバレあり。

 

 

『劇場版 魔法少女まどか マギカ[新編]叛逆の物語』

アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の劇場版。

まどマギの劇場版は3部作となっており、2作はアニメを再編集した総集編ですが、3作目であるこちらは完全新作です。

 

平和な風景

本作では、アニメでおなじみの5人が仲良く笑いあって魔法少女をしている。そんな風景を観られることは幸せだけれど、まるで同じキャラクターを使った、「まどマギ」ではない違う物語を観ているような違和感がありました。
アニメが最終話を迎えたあと、私はニコニコ動画でまどかとほむらが二人で楽しく踊っている動画を観て癒やされました。

あのとき私が求めたそんな平和な風景を、公式が新作でやってくれたのは嬉しいです。特に杏子とさやかの和解は観ているだけで幸せでした。

 

▲まどかとほむらの二人が幸せそうで、それだけでとても嬉しかった記憶があります。

今この動画を観ると、ほむらは円環の理(ことわり)に導かれたほうが幸せだったんじゃないかと、他人事だからでしょうがそう思ってしまうのです。


変身シーンでは各キャラクターのテーマ曲がアレンジされていてかっこいいです。
「プエラマギホーリークインテット!」

この「きれいなだけじゃない(?)プリキュア」みたいなのを2クール以上のアニメで観てみたいです。
全員の技に名前がついているのは、「ティロ・フィナーレ」でおなじみマミさんの影響でしょう。

 

「人間の好奇心というものは理不尽だね」

しかしこの物語は一体全体どういう時系列なのでしょう?
これまでの彼女たちの物語を知っていると、いまのこの状態に違和感しかありません。

この平和を信じていたかった。疑いたくありませんでした。
だけれどやっぱり変で、どうしてもおかしいと思ってしまう。

 

インキュベーター「真実なんて知りたくもないはずなのに
それでも追い求めずにはいられないなんて
つくづく人間の好奇心というものは

理不尽だね」

 

総評としては、シナリオがすごかったです。

こんなシナリオや設定を考えられることがすごい。私の予想を裏切り、裏切り、そしてまた裏切る。数回観たほうがきちんと理解できそうです。

 

ほむらの強すぎた愛

ほむらのまどかへの愛は、どの時点であんなに強くなってしまったのでしょうか。

時間を巻き戻してやり直すたびに大きくなっていったのでしょうか。

それとも絶望すれば自分が魔女になってしまうかもしれず、まどかを救うどころか自分も死んでしまうことへの恐怖から救ってくれる愛に、いつの間にか依存せざるを得なくなっていき、いびつに膨らんでいったのでしょうか。望まない結末と、それを避けられず何度も繰り返してしまうことに絶望せずに再度時間を巻き戻すことで、ほんの少しでも確実に希望は生まれ、ほむらが魔女化することは避けられるはずですからね。

 

ここで少し、バーチャルな世界での私の体験を話します。私はとあるコミュニティで自分のアバターを消したあとに新しく別のアバターを作り、以前のアバターで仲の良かった人と接触する、ということを何度かしたことがあります。私は相手をよく知っていますが、当然、相手はこちらのことを知りません。「自分はあのアバターの人だよ」と言わないかぎり以前と全く同じ関係になることは不可能か、かなりの根気がいるように思えました。

別の話になりますが、タイムリープものでよくあるように、過去に戻ったとして、その過去で少しでも何かを変えてしまえばその後の出来事もがらっと変わってしまいます。ほんのささいなことを変えただけで世界が滅亡してしまったり、未来の世界では親友や恋人といった親しい関係になれた人相手でも、ファーストコンタクト次第で嫌われてその先の関係に進めなくなってしまったりします。

こういったことを考えると、ほむらのまどかに対する愛がどれほど強かったのかを分かった気になれます。ほむらは、自分のことを知らない、そして以前と全く同じ関係には確実になれないであろうまどかでも救いたかった。そんなまどかでもそばにいてほしかった。

 

ほむらの愛とはこんなに、こんなに強くて、苦しくて、ダメだと分かっていてもルールを破ってでも貫くことしかできない、そういったものだったのですね。

何度絶望しかけても時を越えて、まどかとの未来のシナリオを書き換えようとしてきたほむらが、こんなこと(円環の理に導かれること)で諦められるわけがありません。

世の中は杏子やさやかのように、最善を尽くしながらも不本意な結末を受け止められる(受け止めるしかないと思うことができる)人間だけではないのです。

 

やはりまどマギはほむらの物語だったのでした。

キャラソンレビュー『スマイルプリキュア!』『ドキドキプリキュア!』『Go!プリンセスプリキュア』

プリキュアシリーズのネタバレあり。

 

 

スマイルプリキュア!

『スマイルプリキュア!』(以下スマプリ)は初めて全話観たプリキュアなので思い入れが強いです。おバカチームなスマプリが愛しい。

初めてキャラソンCDを手に取ったプリキュアでもあります。プリキュアのキャラソンってイイじゃん!と思えたのはスマプリのおかげ。

 

『ドキドキ!プリキュア』や『ハピネスチャージプリキュア!』のように過去に不幸を背負ったプリキュアがいないスマプリは、アニメ本編になぜか絶望の描写が多いとはいえ、けっこう平和だなーなんて思ってしまいます。キャラソンにもそれが表れていますね。

推しキュアはキュアマーチ!

 

『スマイルプリキュア!ボーカルアルバム1 〜ひろがれ!スマイルワールド!!〜』

キュアピース「100%ヒーロー」

やよいちゃんの憧れるヒーローものっぽい曲。

やよいちゃんがこの曲をもらったとき、めちゃくちゃ喜んだと思います。

キュアピースは必殺技を撃つ前に自身が雷撃を受けるのですが、それが最初は泣きながらだったのに、いつからか泣かずに耐えている表情に変わったのが印象に残っています。キュアピース、君は本物のヒーローだ!

 

キュアビューティ「あなたの鏡」

ですます口調で歌う、れいかさんらしい清らかで美しい曲。

 

 

『スマイルプリキュア!ボーカルアルバム2 〜みんな笑顔になぁれ!〜』

星空みゆき&日野あかね「友だち☆ジェットコースター」

「友だちって最高!」という正のパワーが半端ないので、心理状態によっては聴くとダメージを受けてしまう曲です。

掛け合いが楽しい。

 

バッドエンド王国三幹部「BAD END~未来を黒く塗れ~」

イントロでは誰が歌うかのケンカをして、マイクを奪い取ったマジョリーナの歌から曲が始まります。なんだかんだ言って仲の良い三幹部。

曲調や歌詞はちいさなお友達が怖がりそうな感じですが大丈夫だったのでしょうか。

 

キュアサニー「One ForAll」

スマプリのキャラソンのなかで一番好き。

関西弁で歌っているのにとても自然。キュアサニーの通った声が爽快です。

普段は表に出さないようにしているキュアサニーの一面を発見でき、より好感度アップです。

 

キュアピース「ピースフルデイズ♪」

YUKIさんの楽曲にありそうなサビのメロディがツボ。

キュアピースの仲間への思いが強く伝わってきます。

 

キュアマーチ「SMILE FOREVER」

「いざとなったら前に立つ」「壁になる」と歌っているキュアマーチ。こうやって仲間を支えているとき、同時に支えられて強くなっているんですね。

スマイルプリキュアの絆は強いです。

 

 

ドキドキ!プリキュア

『ドキドキ!プリキュア』(以下ドキプリ)では、アニメ本編でアイドルをやっている剣崎真琴(キュアソード)よりも、キュアロゼッタやキュアエース(CV:釘宮理恵)のほうが歌が上手いです。しかしアイドルだからといって歌が上手である必要はないのです! 歌が上手ではないのになぜか惹かれてしまうアイドルグループもいますしね。

また、本編で音痴キャラであるキュアハートがまともに歌っています。このキャラソン、ゴーストライターならぬゴーストシンガーなのでは…

推しキュアはキュアハート!

 

 

『ドキドキ!プリキュア キャラクターアルバム 〜SONGBIRD〜』

ドキプリではまこぴーこと剣崎真琴だけソロアルバムが出ています。アニメ本編で流れた2曲に加えてオリジナル曲が6曲収録されています。

わざわざ「アイドル剣崎真琴」としてソロアルバムを出すくらいなのですから、まこぴーがどんな思いでアイドルをやっているのか、というのを本編でもう少し深く描いてほしかったですね。

「~SONGBIRD~」

アニメ本編で何度も聴くことになる、「行くよっ? 1!2!3!4!フラアアァァァァァァァイ!」でおなじみ、アイドル剣崎真琴の代表曲。

アニメでは曲のラストであるこの部分ばかり流すものですから、どうしても笑ってしまうのですよね。

Aメロのテンポの良さ?が好きです。

 

「HOLY SWORD~勇気はキズナ~」

トランプ王国やアン王女を守ることができなかったキュアソードが、強くなって必ず助けてみせる、と歌う熱い曲。

 

「星空の帰り道」

アン王女や、アン王女と共に過ごした日々を思う悲しい曲。

これはアイドルとして発表した曲ではないと思いますが、彼女にこういった経緯があるからこそ彼女の歌は聴く人の心に響き、人気が出たということなのでしょうか。

まこぴーの曲には「悲しみを越えて前を向こう」といった趣旨の曲が多いですが、この曲では悲しみに沈んでいます。

 

「こころをこめて」

アニメ40話で挿入された歌。

アン王女に自分を見つけてもらうための手段としてのアイドルと歌だったはずが、いつの間にかまこぴー自身が「歌う」ということに勇気づけられていたんだろうな、と思える曲です。

 

 

『ドキドキ!プリキュア ボーカルアルバム1 Jump up, GIRLS!』

 キュアソード「COCORO◆Diamond」

マナへのラブソング。

「宝物達」と書いて読みは「あなた」。ごまかしきれてないですよ!

ダイヤモンドは傷つきにくいが壊れやすいということで少し心配になる歌詞です。

 

プリキュアになったのもほぼマナのためだと歌詞から推測できますね。

ここでも「ひと」を「友達」と書いてごまかしていますが、おそらくマナを第一に思っていることでしょう。

 

キュアロゼッタ「CLOVER~オトメの祈り~」

同じくマナへのラブソング。

ノリの良い80年代風の曲で何度も聴きたくなります。

六花とは違い、ありすは一歩引いた位置からマナを見守っています。

 

キュアソード「左胸Jewel」

キュアソードのソロ曲のなかで一番ウキウキした曲。ちょっとクサイけれどかわいらしい世界観の歌詞です。

 

『ドキドキ!プリキュア ボーカルアルバム2 〜100%プリキュアDAYS☆〜』

キュアロゼッタ「大切なタカラモノ」

この歌詞ではキュアロゼッタは何事にも動じずに超然とした態度で世界や仲間を見守り、包み込んでいるような印象を受けます。

そこにある種の怖さも感じてしまいます。

 

キュアソード「dance at dawn」

これもノリの良い80年代風の曲。こういうの好きです。

 

アイちゃん「きゅぴらっぱ~」

まさかアイちゃんのキャラソンがあるとは…苦笑いです。

これだけ歌ってしゃべれれば既に赤ちゃんではないですよね…

水森亜土さんの「アレアレアラレちゃん」っぽい。

 

 

Go!プリンセスプリキュア!

『Go!プリンセスプリキュア』は「Go!プリ」「プリプリ」「Go!プリプリ」など人によって略称がいろいろあるようですが、私は「姫プリ」派です。

推しキュアはキュアトゥインクル!

 

 

『Go!プリンセスプリキュア ボーカルアルバム1 つよく、やさしく、美しく。』

キュアトゥインクル「ハイエンド・スター」

さすがきららですね。夢への思いの強さ、だからこその努力の徹底ぶり。

努力は夢への愛の証し、そう考えると自分の夢がより愛しいものに思えてきます。

 

キュアスカーレット「赤のコンチェルト」

操られて心を閉ざしてしまってもずっと一人で弾いていた曲が、実はカナタと奏でたかった協奏曲(コンチェルト)だった、というのは今思いだしても鳥肌ものです。

 

イントロの悲しげなバイオリンのソロから一転、戦隊物の主題歌のような情熱的な曲へ。

キュアスカーレットの「二度と絶望しない」という思いが滲み出ています。

 

パフ&アロマ「Royal Fairy Courage」

妖精のパフとアロマのデュエット。ピュアな一生懸命さに和みます。

 

プリンセスプリキュア「つよく、やさしく、美しく。」

この歌詞の割り振りを見ると、「つよく」はキュアフローラ、「やさしく」はキュアマーメイド、「美しく」はキュアトゥインクルが担当しているように受け取れます。

そもそもアニメ本編の変身時のセリフもこの通りですしね。変身時のセリフではキュアスカーレットが「Go!」なのが納得できませんが…。

「やさしく」「強く」はその名の通りで、キュアフローラの「つよく」というのは力ではなく心の強さを表しているのでしょう。プリンセスになりたいというキュアフローラの夢への強い思いは誰もが認めるところです。

 

キュアフローラ「Dreamin' Bloomin'」

超前向きで痛みさえも力に変えていく。未来に希望を持ち続け、今も追いかけている夢を初めて持った過去の自分にも感謝している。

これだけよくできた人間の周りに人が集まらないわけがありません。キュアフローラがピンクキュアになったのは必然だったのです。

そんなキュアフローラの成長を追いかけられる『Go!プリンセスプリキュア』は良い作品でした。

 

 

『Go!プリンセスプリキュア ボーカルアルバム2 〜For My Dream〜』

クローズ&シャット&ロック「Perfect Dark」

メタル風。クローズの声がかっこいいです。

ディスダークのこの三人の間には友情なんて全く感じられず、最後まで個人行動をしていました。

三人、というより特にクローズとロックですね。クローズはディスピアへの忠誠心が強すぎてそれしか考えていないし、ロックは自分が王になることに夢中。唯一シャットは美しいものを愛でるなど、プリキュアの敵にしては豊かで柔軟な心を持っていたようで、ディスピアの呪縛から逃れようとし、それに成功しました。

このバラバラさからも、彼らが抱えていた「絶望」が伝わってきます。

 

プリンセスプリキュア「プリンセスの条件」

着飾った見た目ではなく、人間性や魂といった中身の輝きこそがプリンセスの条件。

涙や弱さまでも受け入れて成長していくことがプリンセスの証明。

力強い曲です。

 

カナタ&トワ「ストリングス」

曲の2番では、劇中で二人が奏でるバイオリンのメロディが再現されています。

予想していなかったので感動。よくぞやってくれました。

この部分は自身のバイオリンのメロディに合わせて、ほぼ同時にそれぞれの歌詞を歌っています。二人のこれまでの物語が想起され、何度聴いても鳥肌ものです。

 

姫プリ4人「Joyful!プリキュアクリスマス」

クリスマス(Hey!) クリスマス(Hey!)

アニメ挿入歌。

歌詞の「Hey!」のときの きららとトワがかわいいので、まだアニメを観ていない人は見るべし。

あのみなみさんも全く恥じらうことなく歌って踊っています。

 

 

アニメ感想『Go!プリンセスプリキュア』 夢がテーマのプリキュア

プリキュアシリーズのネタバレあり。

 

 

『Go!プリンセスプリキュア』

アニメ『Go!プリンセスプリキュア』PVのスクリーンショット

引用元:3分でわかる GO!プリンセスプリキュア - YouTube

 

夢がテーマのプリキュア

自分の夢に迷ったらプリキュアの力が弱まったり、夢を失えば変身できなくなってしまったりと、今作では夢への思いがプリキュア自身の力となっています。当然、強い夢を持つ人がプリンセスプリキュアに選ばれています。

 

クローズ「だが夢はまたお前を追い詰めるぞ!」
フローラ「それでもいい! 自分で決めた夢だもん!
痛いのも、苦しいのも、全部受け止めて、私はプリンセスになる!」

夢を消せないのと同じように、絶望もまた消せない。喜びと悲しみは裏表。それでも、何度でも絶望を乗り越えて、自分の力で夢をかなえたい。努力しないで叶う夢なんて夢じゃない。キュアフローラは身をもってそう教えてくれました。

 

フローラ「終わりがない。そう、私の夢に終わりなんてないんだ。
私の夢は大地に咲く花のように強く優しく美しくあること。
たとえどんな苦しみや悲しみのなかにあっても、ずっとずっといつまでも強く優しく美しくあり続ける存在。
それが私のなりたいプリンセス。」

フローラにとって夢とは、"なる"ものではなく"ある"もの。
私も、夢とはそういうものだと思います。それになったら、叶ったら終わり、というものではないと思うのです。

たとえいま目標としているものが"なる"もの、例えばなにかの職業だったとしても、その先には別の夢があります。その職業につくことは夢を叶えるための手段でしかありません。

キュアフローラにとっての夢は「プリンセスになること」ではなくて、「人々の夢を守るだけでなく、希望を与えられるような強く優しく美しい存在であり続けること」だったのです。

 

 

キャラデザなど

絵柄、キャラデザ共にとても好みでした。

キュアマーメイドのへそが悩ましい…

グランプリンセスの戦闘形態(キュアフローラのみ)が衣装といい長いステッキといい、強大な魔法力といい、プリキュアっぽくなく魔法少女のようで新鮮で素敵でした。

 

日常回で化粧をする機会が何度かありました。

『ハピネスチャージプリキュア!』の面々の化粧には違和感がありましたが、姫プリは綺麗でした。元々中学生には見えないくらい大人っぽい絵柄で、題材が「プリンセス」ということでキャラクターに気品がある、というのもあるでしょう。はるかの化粧はひどかったですが…

 

26話以降のEDダンスは宮本浩史さんが監督しています。宮本さんのモデルはキュートで個人的にすごく萌えです。

 

(生徒会で仕事中のみなみをきららが呼び出して)

みなみ「緊急事態というのは嘘なのね。どういうつもり?」
きらら「嘘じゃないよ。みなみんが悩んでるなんて、緊急事態でしょ?」

やはりプリキュアは初期メンバーが2人か3人で、3クール目から1人追加されるくらいがちょうどいいですね。プリキュア全員の個性や絆がしっかり描かれますから。

 

 

プリキュア内での年齢差

みなみさんが中学二年生、他のプリキュアは中学一年生です。

はるかはみなみさんに最後まで敬語を使っていました。新鮮。中高生時代は一年の差がとても大きく感じるものですから、私が思っている以上にはるかはみなみさんを大人っぽく感じ、憧れていたかもしれません。

 

みなみさんの身長が高く、他のプリキュアと身長差があるのが個人的に萌えポイントでしたが、それも年齢差のせいかもしれませんね。中学生は成長期ですから。

 

 

麗しかわいいトワイライト様

トワイライト様、三銃士のことなんてなんとも思っていないくせに優しい口調なところが萌えます。敵なのに無駄にかわいい表情も見せます。トワイライト様のファンはかなり多かったはず。

パフュームを使った変身後の姿が全然麗しくないのは残念。後に見せるプリキュアの姿より美しかったらそれはそれで問題がありそうです。

 

トワイライト「私は、もう二度と、絶望しない!
一度犯した罪は二度と消えない。
でも、心から望めば…
なら私は、この罪と共に、この罪を抱いたまま、もう一度、グランプリンセスを目指す!」

操られていただけなのにもかかわらず、自らが犯した罪を重く受け止めるところは真面目ですね。

トワイライトは再び「グランプリンセスを目指す」という強い夢を持ち、プリキュアとなりました。

 

 

トワ復活

22話からトワ登場。

ゲームなどでキャラクターメイキングをするときはタレ目にするほどタレ目が好きなので、タレ目プリキュアが登場して嬉しい!

 

トワさん、こちらの世界にきた途端にポンコツで笑っていまいました。幼少期にディスピアに連れ去られ、世間から離れ、絶望の中で育ったから仕方ないのでしょう。

 

トワ復活後、1話ずつ使ってトワときららちゃん、トワとみなみさんの親交を描いたのが良かったです。さっきも書いたようにトワは真面目すぎるほど真面目なので、彼女たちもすぐにトワを受け入れられたことでしょう。

 

(トワが「お前は絶望のプリンセスだ、お前と一緒にいたらみんな不幸になる」と言われて)
フローラ「笑おう、スカーレット!
嬉しいこと、楽しいこと、夢とか希望とか、そういうあったかい気持ち、みんなでいっぱい作ろうよ。
あいつらに何言われても笑い飛ばせるくらい、いっぱい、作ろう。
一緒に強くなろう。ね?」

この状況のトワ以外にも当てはめることができますね。

自分にとって大切でない人に言われたひどい言葉なんて気にしなくていいのです。

しかしピンクキュア*1は本当に人間できてますね…。ピンクキュアとお友達になりたいです。そしてあわよくば強い影響を受けて、ピンクキュア的人格を手に入れたい。

 

 

今後プリキュアでやってほしい展開

プリキュアシリーズはお決まりの部分も多いですが、予想外の展開もしてくるので楽しいです。

今作も、敵がプリキュアとなり味方になる、敵の幹部がボスを裏切る×2連発、プリキュアじゃない仲間が自力で自分にかけられた封印(?)を破る、などがありましたね。

 

今後観てみたいのは

  • 一旦決まったプリキュアのメンバーチェンジ
  • 途中でメンバーの一人が不在な状態が続く
  • ピンクキュア以外のプリキュアが中ボスレベルの敵を倒す
  • 必殺技だけでなく、身体能力での強い個性(「体力がありあまるカベ役」など)

観てみたい展開はいろいろありますが、プリキュアに相応しいか、と考えると実現可能そうなのはこれくらいでしょうか。

 

『スマイルプリキュア!』のれいかさんや、今作のきららちゃんみたいに最初はプリキュアになることを拒否するキャラ、意外で面白かったです。

きららちゃんのように一度変身して戦ってから変身アイテムを返す展開があるくらいですから、途中でメンバーチェンジがあってもよさそうなものです。

二人が一つの変身アイテムを使える状態なんかも面白そうですね。『ハピネスチャージプリキュア!』ではキュアテンダーが行動不能になっていたとはいえ、その変身アイテムをキュアフォーチュンが使うことができていましたし。

あとはプリキュアであれば他の誰の変身アイテムを使っても変身できるとか…

 

今後もプリキュアがどういう風に予想を越えてくれるのか楽しみです。

 

 

映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪

ものっすごい豪華なお祭りです。

スマプリ以降のプリキュアオールスター映画で一番好き。笑顔なしでは観られません。

 

歴代プリキュア全員にスポットが当たるので、プリキュアシリーズを全く知らない人も本作を見て気になったプリキュアがいたシリーズを観てほしいです。

(映画内にプリキュアシリーズの若干のネタバレはありますが、若干なのできっと大丈夫です)


歴代プリキュア達がシリーズでチームとなってそれぞれの主題歌を歌って踊ります。

アニメで使われていたEDムービーの垂れ流しなんかではなく、書き下ろしのアニメーションが追加されています。

しかもなんと過去にCGでのダンスが存在しなかったシリーズにもCGのダンスが付いています!

これらを豪華と言わずになんというのでしょう。

 

ギャグ要素もちらほら入っていて楽しめます。雑魚敵を魅了するキュアハートにダイアモンドが一言「ハートったら愛を振りまきすぎ」とか、牢屋に囚われていた王様たちを救うシーンで「ハニーキャンディはいかがですか」と問うキュアハニー(しかも誰も突っ込まない)、セリフの途中で敵の攻撃に邪魔されて怒るキュアマリンなど。


ちょっとドキッとするシーンもありますが絶望する場面はなく、悪役もお馬鹿なので安心して何度も観られる映画です。
作画が大変だったのか、若干不安定。あと悪役の声が素人だなーと思っていたらお笑い芸人だった、というイマイチな点はありましたが、それを補って余りある魅力が本作にはあります。

ぜひぜひ、プリキュアシリーズのアニメを観たことがないという方も観てみてください!

 

 

*1:ピンク色のプリキュア。基本的にピンク色のプリキュアがチームのリーダー的存在である。純粋で清い心、敵を説き伏せられるほどの愛や包容力を持つことが多い。